| 2014年01月18日(土) |
諸田玲子著「思い出コロッケ」読了 |
珍しく現代ものの短編集である。珍しく現代ものの短編集だ。コロッケ、黒豆、パエリア、ミートボール。すき焼き、シチュー、ベリーニ。図書館に返そうと思い、パラパラとめくって何も覚えていないことに愕然とする。確かに3週間前に読んだはずなのに。最後のベリーニは生の桃とシャンパンのカクテル。入院してしまった母のために姉妹二人が今は家を出てほかの女性と暮らしている父親を取り戻すべく、その家に向かう。その女性は二人を見るとまずは土下座をして謝る。それでも返せという姉妹の姉に対し、雅子さんならわかってくれると思ったのに、という一言を発する。その言葉を聞いた瞬間から姉の雅子は戦意を喪失し、二人は手土産の桃をもらって帰途に就く。姉はかつて自殺未遂をしていたことに思い当たる。なかなか面白かった。
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