| 2013年02月14日(木) |
セス・グレアム・スミス共著「高慢と偏見とゾンビ」読了 |
学生時代、山手線でドアのあたりに立って読んでいたことをはっきり覚えている。まさにダーシーがエリザベスにプロポーズする場面。思わず本を閉じて胸に当てぼ〜〜っとしたところで、どこかの中年のおじさんと目があって赤面した記憶がある。大好きな一冊。この続編を書いた人もいた。ペンバリー物語。ひどい出来だった。そしてこのゾンビ。もちろん題名に惹かれて図書館で借りた。なんというか、不思議な本だ。パロディー本かと思えばほとんど原作通り。8割がそのままだそうだ。なんといったらよいのか、ただ、言い争う場面は多々あったが、それらはもちろん取っ組み合いまでも行かないただの舌戦だった。それが武器を手に、生死をかけて相手と渡り合うのだ。(ゾンビ相手は別に大したことはない。ダーシーとエリザベス、エリザベスとダーシーの叔母の戦いぶりはすさまじかった。心象風景がそのまま実践の場となっただけのような気すらしてくる、いずれにしても2日で読み終えたのはひたすら原作の面白さによるものだ。それにしても、一体、私は元に戻れるのだろうか。あの原作を、邪心なくまた楽しむことができるのだろうが。不安である。
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