日々の泡

2012年07月02日(月) 川上弘美著「真鶴」読み始め

会社のTさんに借りた本をやっと読み始める。14日に借りながら、いざ楽しみに読み始めようとしたとたんに半年以上前に予約していた「二流小説家」の準備ができたという図書館からのメールが入ったのだ。おまけにまだ30人以上の予約者がいるため、延長ができず、その時に読んでいた古書の来歴も予約が入っていることが分かったため(借りたのは「その日に返却された本」の棚だったのだから、その時は予約が入っていなかったのに、既に5人も後ろで待機しているらしい。新刊であるからどこかに書評が載ったのかもしれない。)ということで、迷った挙句に古書の来歴は上巻を読んだ段階だったが、二流小説家の方を先にし、その後古書の来歴下巻を読んでやっとこの本に辿り着いたというわけだ。ところで川上弘美の本は読みやすく、この本も2日の通勤で読み終えたのだが、夫の失踪をテーマに女性の執着心を描いた作品なのだろうとは思うが、もしかしたら夫はこの女性に嫉妬のあまり殺害されたのかもしれないと思われる節もあり、それは著者によるひっかけであろうと思ったり、わけのわからない内に終わってしまった。最後にはミステリーのように解決するのだろうと思っていたのだが。不思議に終わり方は明るかった。夫の家族もついに位牌を作って、葬ることにし、女性も籍を抜くことを決心した。そんな折に夫の妹とその夫が上京してくる。会うことを少々ためらっていた娘の百(もも)も叔母といとこについて明るく話をしている。執着から解き離れたのだろうか。それとも執着をいだきながらも生きていく決心をしたのだろうか。それはわからない。


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