生きる。を消費する
濃霧のように、直前の大切なものすら見えなかったのが ちょっとしたことで、すっかり霧がはれてきた。 もしかしたら、とても些細な事だったのかもしれないが 私にとっては全然些細な事じゃなく、もう全部忘れてしまって まるで全く最初から何も無かった体で過ごそうかと考えた位に。
そう、まるで先週見た夢の話を思い出すような気持ちで。 全部楽しかったことや涙が出るほど嬉しかったことや。 そんな事は全部現実じゃなく、夢だったのだと思う事で 目の前にある幸せを直視する事を止めたかったのかな。
気持ちは、いつでもとても細い糸で繋がれている。 それを沢山撚ることで、太い糸になっていくのかも。 私はまだガツガツと進んでいく事に躊躇している。 本当に、これでいいのかと考えあぐねている。
暖かい温もりが、すべてじゃないんだと。いい聞かせている。 でも、多分それが全てなんじゃないかな。ホントにいいのかな?
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