生きる。を消費する

2008年03月02日(日) 初恋の話

私の初恋は厳密に言うと5歳くらいなのだが。
それも豆腐屋のお兄さんで、今考えてもダメ人間度高い男だったのだが。
そこからダメ人間鑑定士としての眼力は鍛えられてたのである。

じゃなくて。

最初に本当に好きになった男子は、小学3年か4年生の頃の同級生で
その彼は、とてもカッコよかった。サッカー部に入ってて、優しくて
お父さんが医者で。おじいちゃんも医者でお金持ちで。
おかあさんは美人で優しそうで、私の家とは全然違って素敵だった。
ずっとずっと好きだったんだけど、ついに5年生くらいの頃に
とても仲良くなる事が出来た。毎日一緒に家に帰っていて(近所だった)
家に帰ってランドセル置いてから、彼の家に遊びに行ったりしてた。
いつも一緒だったので、同級生の女子からは妬まれまくり(モテたので)
帰りに石投げられたりカバン切られたり、校舎裏に呼び出されて云々。
すげー笑っちゃうくらいいじめられたけど、好きだったから全然平気だった。
本当に今考えてもあれはシャブやってるとしか思えないくらいに
辛い事とか色々が全て我慢出来たんだと思う。勉強とかもね。

で、本気で「私結婚したい、この人と」とか思ってた訳ですよ。普通に。
親は「さすがに娘は本気で言ってないだろうよ」と思ってたらしいが。
中学に行っても、それなりに仲がいい状態は続いて。夏休みになった。

そしたら夏休みに、彼は海外で交通事故に遭って半身不随に。
ずっと学校に来なかった、ずーーーーっと。
もう、忘れちゃうくらいに時が経った頃、久しぶりに見た彼は様子が違い
車いすを母親に押してもらわないと登校出来ないからだになっていた。
私はショックで何も出来ず、入院しててもお見舞いに行く勇気もなく
本当に何も出来なかった。母親は「彼は彼の人生があるのだから、それに
あなたが巻き込まれる事はない」という冷たい言葉のみ。
現実を受け止められなくて、車いすを押してあげる事すら出来ず。

ただ遠くから見てるだけだった。

覚えてるのは、「久しぶりだったけど、相変わらず元気でよかった」と
いつもの笑顔で声をかけてくれて、「うん」としか言えなかった事。

大人になった今でも、私はどうしてあのとき車いすを押して、一緒に
学校に通ってあげなかったのかと。後悔ばかりするのです。
彼の母親にも「あなたはウチの息子の面倒を見る為に
色々犠牲にするだろうから、気にしないで生きてね」と言われ
私はその通りに、彼の周りから去った。あんなに仲が良かったのに。

好きだとかどうとか関係無しに、本当に後悔している。
こんなに後悔するとは、自分でも思わなかったのです。

先日、ふと思い出して彼のフルネームをググってみた。
彼の名前は凄く変わってるので、絶対に同姓同名は居ないから。
そうしたら、介護に関連した論文を発表しているらしかった。
なあんだ。やっぱりあの頃と同じだったんだね、と安心した。
かっこよくて、頭が良くて、素敵なままなんだろうなと。


korekara doushiyo
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