自立日記
日記一覧←前日翌日→


2003年05月02日(金) N子とのしばしの会話。

さっき電話が終わった。
むなしい。
やはりN子は馬鹿だった。
ホームページでわかんないことがあるから
それを教えてやっただけで、それ以外には
連絡を取ってきた意味はない。

まぁそれは予期していたけど、なんだろう。
この落差は。
俺は、まだ夢から覚めていない。
引きずっているわけではなく、今までの思い出が大きすぎたから。
向こうの、あっけらかんとした態度との落差がはげしくて、
とまどいを感じて……

わからない。
なんだったのだろうか。
俺らの時間は、何も残っていない。
全くの無駄な時間だった。
もう何もなくなってしまっている。
人生とは、こういうものか。

---

男とはうまくやってるらしい。
お茶を濁すような感じで、プライベートなことは言わないとかって
詳しいことを何も言わなかったし、たぶん嘘だと思う。
どうでもいい。
「わかんないことあるんなら、男に聞けよ」
「パソコン詳しくないし。neoに聞けば全部わかって早いと思ったし」
だって。うそ臭い。

俺の、ここではない表のホームページの日記を少し読んだようで、
MOUS試験の話題にもなった。
何で受けてるとか別に言わず、向こうも感心もせず。
俺の思い入れだけが深いだけで、
何もわかっていないし、届いていない。
むなしい。
むしろ、早く就職しないとやばいとか。いろいろ言ってくる。

向こうも、前の会社の派遣期間が終わって、
今は就職活動中だという。
1人で受けたり、面接でいやなこと言われたりしたら、
すぐに泣いて俺に電話をかけてきたのに、
今では「こっちが会社の評価をしてるんだ」なんて、態度がでかい。
もう1人でやっていけている。
かわいい子供から、大人に変わっていた。
守ってやらなくてはならなかった、繊細な存在だったのに、
今は一人でやれている。

俺の気持ちがどうのこうのは別にして、
もう俺がそばに居てやる必要はなくなっていたんだ。
人は変わるんだ。
N子の場合は、変わりすぎて、俺は置いてけぼりだ。

大人になれていないのは、俺のほうだ。

---

「あれだけ俺から連絡してくることを嫌がっていたのに、なんで連絡してきたの?」
そう言ってやることが精一杯だった。

「迷ったけど、パソコンでわかんないことがあったから。」
ただそれだけ。

この落差はなんだ。
そして電話をきっても、しばらく動けなかった。

自分の中で、膨らんでいる気持ちが、想いが、
大きすぎて、大きくなりすぎていて、動けなくなっていて、
逆に向こうは、それがもう、小さくなっている……

もう連絡することもないだろう。だけど、
最後の、最後の……
なんて、気持ちの整理をつけるのも、何回目だろうか。
だけど、向こうはそんな気すらない。
電話をかけようかどうか、少し迷った程度なのだ。
こっちは何度電話をかけようとして、それを思いとどまらせるのに、
どれだけの神経をすり減らしているか!
携帯同士は繋がったんで、
着信拒否は解除されてるらしいってことはわかったけど。
今までと同様、俺からかけることはない。かけるも理由もない。

しかし俺のほうから着信拒否をするっていう気も起こらず。
それが俺の優柔不断なところ。


↑エンピツ投票ボタン
My追加


日記一覧←前日翌日→明日も日記を読む
neo |登場人物メール掲示板ホーム