自立日記
日記一覧←前日翌日→


2003年02月18日(火) 情熱が、空回りする。

することがなくなって、女のことを思い出す。
枕を抱いて思い出してみたり。

101回目のプロポーズのビデオを見たが、
星野は、薫に熱烈にプロポーズした。
お見合いして。
振られても振られても。なんでだろう。
一目惚れかな?
それまで、知らない者同士だったわけだよね。
そんな相手に、いくら好きと言われても、応えられないでしょう。実際には。
熱意は、空回りして、怖いと思われるはず。
好きになる、プロセスがない。
少なくても、俺には、星野の焦りが一番クローズアップされてて、
なぜ好きになったかという動悸が薄弱に感じた。

俺は、こういう状況になりつつある。
つまり、淋しくて、誰でもいいから。という感じ。
情熱が、空回りする。
次の出会いを求めている。
実際には、目に見えない、誰だかわからない相手を
今から好きになれるはずもなく、
昔の女が目の前に出てきて、俺はそれにしがみついている。
だけかもしれない。
本当に、心から、好きだけど。

……
……
……

だけどこんなことを続けていても、
次の誰かに退かれることは間違いないし、
情熱が空回りしてしまいそうだ。
何か別のベクトルがあればいいんだけど。

今は、別の事に気持ちを持っていかないと、いけないのだ。



もう何回も、こんな自問自答を繰り返している。
終止符を打つ事は、できないのか。

空をみると、人間なんて、ちっぽけな存在に思える。
だけど、なんで、こんなにこころが苦しいのだろう。
こころの裏側では、冷たい血が流れているようだ。
今でも、あの時の、気持ちが、蘇る……

あのとき、たしかに、この手で、触った。
それだけでも、幸せだったはず。
気持ちは、通じなかったけど、伝える事はできた。
だけど、抱きしめても、満たされない。
想いが遂げられなかったから。
この手で、実際に、強く強く抱いても、満たされなくて、こころが苦しかった。
なにをしたら、満たされるのだろう。

毎日交わした、好きだよという言葉さえ、翻るのだから、
好きだと言って流した涙さえ、翻るのだから、
何を信じればいいのだろうか。
何を……何を……何を…………


↑エンピツ投票ボタン
My追加


日記一覧←前日翌日→明日も日記を読む
neo |登場人物メール掲示板ホーム