どうも、煮え切らない思いはあって。
古いホームページを修正する都合で、N子のメールを見返したりする。

一目でいいから会いたい。
いつか一緒に豆まきしたい。
ずっと一緒にいなくちゃ嫌だよ。

そんな言葉が書かれてある。
わからない。
なんで人の心は、ここまで変わるのか。
心を忘れてしまったのか。
最後にN子は少ないメッセージしか書かなかった。
それは、今までのことを忘れて、決別するためだろうか。

俺は、忘れる事ができない。
思い出さないように努力しないといけないのだろうけど、
忘れてはいけない、大切な思い出のような気もする。
一緒に過ごした時間は、大切だったし、
一緒に住めるために頑張ってきたはず。
今も頑張っているが、それは誰のために頑張ることになるのだろうか。

N子は、ほんとうに、泣き虫で、優しい子だった。
自分がなくて、俺に頼って、甘えてた。
この気持ちは、どう解決すればいいのだろう。
きっと今は、N子の中で、俺は、とても小さくてちっぽけな存在に違いない。

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