***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2006年06月17日(土)ぬくもりを感じて。

週末。久しぶりにそうるに会えた。

いつも通りの待ち合わせ。
「おっす。」「元気そうやね。」
そんなふうにいつも通りの言葉を交わした後。
さりげなく手を繋いだ瞬間。体がぞわってした。

鳥肌が立つような。血液が逆流するような。不思議な感覚やった。

もう何度も握ってきた大好きな手で。
そこにあるのが当たり前のようなその手で。
今さら感動するとかありえへんことやのに。

ひんやりとして気持ちいいその感覚に。
あたしの手にしっくり馴染むその感覚に。
今さらのように。泣きそうになった。

これが足りんかったんや。これが欲しかったんや。

説明のつかん不安も。理解のできん不満も。
きっとこれがなかったからなんや。
理屈なんか何の役にも立たへん。その証拠に。
あたしはこれだけで。こんなに穏やかな気持ちになれてる。

黙り込んでるあたしに。
「・・・どしたん?」ってそうるが聞いてくる。
言葉の見つからないあたしは。
「なんでもない。」って言うしかなくて。

「なんやねん。」って笑われて。軽い体当たり。
「なんでもないし。」って笑って。こっちからも体当たり。
憎たらしいにんまりを横目に。あたしもだらしなくにんまり。

触れられる距離にいる幸せ。これ以上ない幸せ。


ねぇそうる。あたしずっともどかしかったんよ。
届きそうで届かない。2人の距離が。
繋ぎたいのに繋げない。2人の手と手が。

ちゃんと通じ合ってるって思っても。
やっぱりあたしね。あんたに触れていたい。
ちょっとでもいい。あんたのぬくもりを感じていたい。

ただそれだけで。どれほど深く癒されるのか。
どれほど強い安心感が与えられるのか。
きっとあんたの予想をはるかに上回ってるやろうね。

だからそうる。もう隙間なく埋め尽くして。
会えなかった時間も。少し遠かった空間も。
全部忘れちゃうくらいに。埋め尽くして。

心も体も。こんなにもあんたを求めてる。
あんたに染まりたくて。あんたに溶けたくて。
お願いやからひとつにしてって叫んでる。

ねぇそうる。あたしのこと。もう逃がさないで。





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