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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年08月15日(木)あたしの傷。その1。

*今日の日記*

お盆休み。今日から3日間実家に戻っている。
だから3日間そうるに会えない。
会いたい。でも今会わずにすむ状況にいることに、
実はちょっとだけホッとしていたりする。
今会うのが怖い。今会ったらあたしはきっと
そうるにひどい言葉を投げつけてしまう。

昨日のあたしはぐちゃぐちゃだった。
嫉妬で狂いそうになっていた。
泣きすぎて頭が痛かった。
吐きすぎて胃がチクチク痛んだ。
今朝起きたら目が腫れ上がっていた。

よかった。こんなボロボロな姿を、
そうるに曝さずにすんで。
こんなあたしを知ったらそうるは、
また自分のことを責めるはずだから。
「うちはほんまに最低なやつやねん。」って、
「こんなにも傷つけて謝りきれん。」って、
あの時みたいに自分を責めるはずだから。

昨日書いたそうるの彼のこと。
続けて書いてみようと思う。
いろんなことを思い出すのは辛い。
実際そのことであたしとそうるは、
傷つけあってめちゃめちゃだった。
お互いの傷が癒えたかどうか分からないけど、
今ではあたしが一方的に傷つくだけだと思う。
もしかしたらそうるも傷ついているのかもしれない。
でも2人の間で彼の名前を出すことはなくなった。
まるで暗黙の了解のように。



*過去の日記*----------------------------------

ことの始まりは今年の1月ぐらいからになる。

そうると彼はバイト仲間。
そうるの口から彼の名前は何度も聞いていた。
ちょっと気になる存在、みたいなこと、
そうるは笑いながら言っていた。

あたしはそうるのことが大好き。
でもそんなふうに女の子モードなそうるは、
実を言うとあんまり好きじゃない。
あたしが好きなそうるは男の子モードなそうる。
ローライズが似合ってて、バイクも似合ってて、
平気であぐらかいちゃうようなそうる。
自分を偽ったり飾ったりすることもなくて、
いつだって迷いがなくてまっすぐなそうる。
だからそうるがちょっと照れたように、
彼と遊びに行ったとか、また誘われたとか、
どうしようーみたいなことを言うのを聞くのは、
あたしには正直耐えられないことだった。

そうるは自分のことを進んで話すタイプではない。
だからそうるの口から彼の話を聞く時、
そうるにとってのあたしが、
そういうことを話してもらえる存在だって分かって
単純にめちゃめちゃ嬉しいと思えた。
でも女の子モードのそうるを目の前にして
なんだかおもしろくないと感じる気持ちもあって。
2つの感情がぐちゃぐちゃになってあたしを責めた。

そうるにとって幸せな現状を、
なんとかしてあたしも一緒に喜びたいと思った。
心の底からそう思っていた。
だからあたしもわざと別の男の子の名前を挙げて、
毎日毎日電話がかかってくるんだとか(これは事実)
そういった類の話をあえてしてみたりした。
お互いの恋愛話は仲のよさを深める。
少なくとも心の内側を見せ合うという行為で、
お互いの距離をいっそう縮める。
実際あの頃のあたしたちはすごかった。
テスト期間中でちょうど会えなかったから、
毎日すごい量のメールをやり取りしてた。
あたしは電話をくれる彼に恋をしてたわけじゃないけど、
ちょっと恋をしてるみたいに演じてみたりして。
偽りの感情でも全然かまわなかった。
あの頃はそうると話すことがあたしには最重要で、
話の中のあたしの気持ちなんて嘘でも何でもよかった。

本当は苦しくて苦しくて仕方なかった。
彼に魅かれていくそうるが許せなかった。
そうるを魅きつける彼が許せなかった。
あたしはそれまでもそうるに求められたことはあって、
そうるがあたしを恋人だと認めてくれているって、
少なくとも愛しい存在と思ってくれているって、
信じて疑うことはなかった。それなのに。
・・・そう思うと何もかも許せなかった
そうるにとってのあたしの意味が分からなくなった。
あたしは都合のいいときにだけ求められるのか。
そう思えるときもあった。
でも最愛の人をどうしても信じたくて、
あたしはそうるを疑いそうになる自分の汚い感情を
必死の思いで押し殺していた。

そして2月の終わり。
そうるは彼と付き合い始めた。
何度も遊びに行くわりにはっきり告白されず、
痺れをきらせたそうるが勝負ををかけたらしい。
こんな曖昧な関係は好きじゃないみたいなことを、
彼に言ったらしい。(さすがはそうる。)
そしたら彼の方から告白してきたらしい。

そうるはその夜にあたしにメールをくれた。
「速報。成立しました。」
それだけのメールだったけど、
その日2人が出かけることを知らされてたあたしは、
すぐに何のことか分かって電話をした。

「わざわざ電話してくんなよ。」とか言った後で。
「なーんか。どうしよう。付き合うとか。
 今すごいテンション低いんやけど。
 こんなんでええんやろか。あーあ。」なんて。
自分から勝負かけたくせに何を言うのか。
なんてまぁかわいいやつなんだ、こいつは。
あたしは悲しかったし辛かったけど、
それ以上にそうるへの愛しさがこみ上げてきた。
でも電話口でそういい続けるそうるはかわいすぎて。
あたしはだんだん苦しくなってしまった。
「うぅー。寂しいー。なんかイヤやー。」
あたしは散々取り乱して、イヤだイヤだを連発し、
おめでとうなんてもちろん言えるはずもなかった。

あたしたちは恋人じゃなかった。
少なくともそうるの中では。
それを思い知ったあたしは死にたかった。
自分だけ勘違いをしていることを知って、
恥ずかしくて情けなくて死にたかった。

でもそうるの前では我慢した。
やっぱり寂しい寂しいと言い続けてはいたけど。
とにかく精一杯笑っていた。
理解のあるよき友達を演じていた。
恋人になれないならせめて1番よき理解者に。
あたし・・・とにかく必死だったんだと思う。
でもそれは苦しすぎた。本当に苦しすぎた。


ねぇそうる。あたしにとって。
あんたは友達なんかじゃ納まらへんの。
どうやったって納まらへんの。
抱き締められたいし抱き締めたいの。
ねぇそうる。あんたにとって。
あたしっていったい何なん?
あれだけ抱き締めてくれるのに友達なん?
そうる。あんたの考えてることが分からんよ。

ねぇそうる。まだ覚えてる?
あたしが我慢して我慢して笑い続けるうちに、
決定的なことが起こってしまったやんね。
そしてあたしは狂ってしまったやんね。
今のあんたを見てると、そんなことすらも、
忘れてしまったように映る時があるんよ。
そうる。忘れてなんかないやんね?
あたしの痛みをまだ覚えてくれてるやんね?

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思い出すのが辛くなってきました。
・・・その決定的な事件についてはまた明日。
あたしには辛すぎることなんで、
もしかしたら書けないかもしれないけど。





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