...白狐

 

 

- 2003年03月27日(木)


ある境界線を越えようとした瞬間

体が言う事を聞かなくなる

まるで、自分の体じゃ無いみたい

この体の欲さえも、君は奪ってしまったのか?

あれ以来、満たされぬ夜が続いて

奪われた物を探す日々に変わっていく

隠し切れない、暖の無い体

自分に嘘を重ね続けたら

何時しか、声が出なくなってしまった

声にしたい

この奥に眠ってしまった言葉を・・・

水面に雫を落としたように、その心に響くような

好きだ。という言葉を

声にしたい。

声にならぬなら、この体で伝えたい。






誰でもない、他ならぬ君へ





...




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