経理の心理

2002年08月02日(金) 電話とかハンコとか振替とか

今日は電車が遅れた関係で出社してみると部内にほとんど人影なし状態。
私自身、2日目から始業時間ぎりぎりに滑りこんでたので、少しホッとする。
そして出社している人もほとんどやってない体操を、数人のおじさんの
見よう見まねでやってみたりする。

そんなわけで午前中の前半は昨日もらった資料を読み返したり、机回りの
整理をしたりする。
さらに初めて電話対応もする。
ここの部署はほとんど社外からの電話はなく(金融系とか関連会社ぐらい)、
社内との連絡がメインとなる。それも本社経理ということで、本社各部署は
もちろん営業本部の経理担当者との連絡が多いとのこと。
ただ、困るのは社内ということで部署名を略されるのでよくわからなかったり
(例:「1総ふじたさん」第1営業部総務ふじたさん)、役職者からの問合せが
多いので、名前を覚えるのが大変ということがある。
こういう時は全員を「〜さん」で呼べる会社と比べて不便に思う。
他にも、役職者は苗字の最初の2文字にまるをつけることで表すとか会社特有の
決まりごとが多く、最初は慣れるのに苦労しそう。

先輩が出社してからは、昨日教えてもらった担当部署の伝票のチェックや入力
をする。
昨日は紙ベースでの説明を受けたが、今日はシステム上での仕事も含む実際の
仕事をしてみると、やはりなかなか進めることができない。
2、3のシステムを使うのだが、どれを使うのかとかどこに入力するのかとかとか。
わからずに進めてしまうと後で変更の効かない処理もあるので、ビビりながら
ゆっくり何度も確認しながら進める。
それとハンコ。
私はこれまで契約書類を扱ったりするような仕事をしてないので、それが普通
なのかわからないが、やたらハンコが押してある書類にさらにハンコを押していく。
いったいその書類が役目を終えるまでに何人の名前が載っているのだろう。

夕方までところどころ教えてもらいながら作業をし、その後は昨日に引き続き
担当部署の振替処理の仕方についてまた指導してもらう。
担当は総務なのだが、1部署とはいえやるべき仕事が数多くあることに驚き。
大きく分けて、タクシー代、貸しているビルの賃貸その付随料金、食事代などなど。
その中でビル関連にしても数は複数あり、1つのビルにしても相手と直接契約の
場合と関連会社を通して契約している場合がある。
そして実際にかかる費用は、賃貸料・管理料・電気・電話・水道の各料金など
があり、そしてそれら1つ1つが内税・外税で処理の方法が違ったりする。
その上、科目や取引き先などは全てコードで管理しているので、それだけでも
頭が混乱して、説明されてもついていけなかったりしてしまう。

2日で担当部署の大半の処理の説明をされ、正直理解しきれなかったが、先輩に
聞くと「もはや複雑なところに関しては事務的に処理を覚える」のが大事らしい。
内容を理解している暇はないし、教えてもらう暇も他の人もないからだそうだ。
逆にいえば、だから自分で調べて考えて理解するくせがつくし、力になるのだろう。
最初は事務処理としてみようみまねでやっていってみようと思う。

2日間やってみて、やっぱりただ独学で簿記を勉強していてもあまり意味がなかった
ことを感じてる。全く意味が無かったわけではないが、試験対策で勉強していると
問題が解ければ分かった気になってたが、実務でやってみると、簿記の意味から
もう一度勉強しないといけないなと思った。借方・貸方に記入することの意味とか。
上で取り上げた担当部署の処理がどうとかというより、その土台となる簿記の内容
についてはその意味するところが分からないとはじまらない気がする。

今日の退社は20:30。指導してくれた先輩は2日間ほとんどの時間を私に費やして
くれた為に明日出社するらしい。そして役立たずな私は土日休み。
ほんとにすみません。謝謝です。早く仕事覚えるように頑張りますんで許してください。

また月曜日から頑張ろうっと。


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