17歳で、愛に出会いました。
人を愛する喜びを知ってから
あたしの人生は大きく変わってしまいました。

2007年08月15日(水) 暑い夏。

学生生活最後の夏休み。
生き急いでた5月に比べて、ずいぶんと緩やか。

6月の初めはふわふわしてて。
6月の終わりにはもやもやしてた。

気になる人ができて、
その人がどんどん心の中に流れ込んできた。
でも、ときどき愛おしくて、ときどき憎い。
そんな人。

7月にはどんどん予定を詰め込んで、
学生らしくテスト勉強なんかもした。
それでも。
ここ数ヶ月放置していた問題とかが溢れ出してきて、
ぐちゃぐちゃになったりした。

友達とドライブに行ったり、ご飯を食べたり。
久しぶりにあの人の話をした。
もう何十回もしてきた、あの人の話。
やっぱり今でもあの人の話をしているとき、
あたしは幸せな気分になる。

8月に入ってからはめちゃくちゃな毎日。
遠出して花火大会に行ったり、合コンしたり、ドライブしたり、エステに行ったり、お墓参りに行ったり、BBQしたり。

本を読みたいと思っていたのだけれど、
期待して買った石田衣良の文庫2冊はあまり面白くなかった。
それよりも。
満天の星とか、どんどん色の変わっていく夕焼けとか、大きな大きな花火とか、誰かと話す時間とか、楽しいお酒とか、わくわくする音楽とか。
そういったものの方がすんなりと体に流れ込んでくる。

今年の暑さは去年と違った匂いがする。


あの人の住む街を今日通った。
あの人の会社のビルを見て、あの人の住む街を歩いた。
通り行く人を一人も逃さぬように見ていた自分が、
なんだか悲しかった。
海辺で星空を見ながら友達に話した。
やっぱりあの人の存在が大きすぎる。

今の彼氏とは、7月の中旬に会っただけ。
1ヶ月に1回のペースがここ数ヶ月続いてる。
電話もメールもあまりしなくなって、
お互いが何をしているのかも、どこにいるのかも知らない。
彼氏はまだ就職活動中で、貸したお金もまだそのまま。

きっともう、終わっているんだろうと思う。
それでも。
就職活動が終わったらもう一度デートをしましょう。
そう言ったのはあたし。
約束ではないけれど、微かに願う自分が居る。


幸せだったあの頃は、あの人と別れてからの2ヶ月。
週に1度の約束だけが、あたしの幸せだった。
その1日のためだけに、一週間がんばる。
あれほど愛のある行為を、あたしはあれからあったのかな。



約束、は、未来への行為。
思い出、は、過去への行為。


あの人との約束は、何ひとつ無い。
思い出に縛られるのは、過去へ戻ること。


彼氏が居ても、男の人と出かけたり、抱き合ったりするうちに、
誰かを純粋に愛することなんて忘れてしまった気がする。

付き合う、とか。付き合わない、とか。
そういう形に囚われない相手が居ても良いと思う。
それはきっと虚勢だ。

どんどんあたしのキャラクターが作られて、
いつの間にかそういうキャラクターになる。

愛情に飢えてる?

触れられたい。触れたい。
そう思っているだけなのに。


ぐちゃぐちゃなまま、煙草だけが増えていく。


 <きのう  もくじ♪  あした>


はな [MAIL] [PHOTO]
マイバナー☆製作*toiさん エンピツユニオン