かっしーのつぶやき
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2007年03月24日(土) はるのひ

甥っ子2号のお初の誕生日なのでお祝いのため帰省。

私の実家の在のあたりで一歳の誕生日ときたら「首かけ餅」をやらねばなりません。

「首かけ餅」とは。
いわゆる「誕生餅」のことです。「三つ目のぼた餅」同様ベーシックな通過儀礼のひとつで、幼児の成長を祝い寿ぐ意味をこめて、その子の一歳のお誕生日に一升餅(一升分のもち米でついた餅のこと)をつき、それを鏡餅のように丸めて背負わせるというもの。地域によって風呂敷に入れて背負わせたり実際に手に持たせたり挙句の果てにはわざと転ばせて泣かせたり、とその形態には様々なバリエーションがありますが、とにもかくにも一歳児には身に余るほどのでっかい丸餅を(無理矢理)身に付けさせ、たとえ幼児本人は嫌がって泣こうがとにかくその姿を見て「丈夫に育ってよかったよかった」と大人が喜び合う、というたいへん素朴なお祝い行事でございます。

この行事がなぜか私の実家の在のあたりでは、餅にぶすりと穴をあけて糸なり木の蔓なりを通し、一歳の誕生日を迎えた子供の首にかけさせるという「首掛け餅」が定番になっております。なんでそんな形態になったのか由来は不明。でも「三つ目のぼた餅」同様、実際に餅をついたり紐通したりしている地元の人たちにとっては「なんでそういう形になったのか」なんて民俗学的考察はどーでもいいことで、委細気にせず行事を進めます。


てなわけで当日。
朝もはよから台所裏で、だすんだすんと臼と杵の音。
甥っ子2号にしてみれば祖父と祖母がまさにその手で自分の誕生餅を搗いて祝ってくれたことになるわけで、お互いにやれ腰が痛い腕が痛いといいながらも嬉しそうに餅を搗いている両親を見ながら、あいつはつくづく幸せな孫だ、と思う私でありました。


ふかふかに搗きあがったお餅は、お米がよかったのか蒸かし具合がよかったのか、すばらしい出来でした。
神棚にお供えして、仏壇にあげて、あとは親戚縁者と、それからtimutaんのお父様にはオプションのつぶあん大盛りでお届け。
帰り道に見た桜並木のつぼみはぷくぷくにふくらんでいて、開花を待つばかり。なんだかしみじみと幸せでした。


夜は夜で兄宅へ押しかけバースデーパーティーへ突入(笑)。

じゃあはじめに乾杯しましょうか、と誰かが言えば誰ともなしに「ハッピーバースデー」を歌い始めたのには我が家族ながら素でちょっと驚きました(笑)。
ギャグでもおどけてるんでもなく、全員シラフの状態で、誰もテレてやめたりせずグラスを片手にニコニコ笑顔で「ハッピーバースデー」の歌を家族で合唱、って、何それそれ何のホームドラマ?!!
いや、もちろん私もその時はちゃんと歌ったんですけど、けどでも歌いながら実は内心では「うっわーーーっ、ハッピーバースデーツーユー♪って歌ってる歌ってるよアタシ!」ともんどりうって照れていた、というのは、優しい義姉にはナイショです(笑)


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