かっしーのつぶやき
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2005年09月19日(月) 僕たちには、ヒーローがいる。

目下最大のミッションであった、『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』&『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』、を観て来ました。

『魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁』は、もう、まっすぐに楽しかったです。
基本的に子供向けで上映時間が正味40分足らずということから考えれば、素晴らしく良く出来たまっとうな娯楽映画だったと思います。
とてもタイトに良く出来た構成の映画なので全編これ名場面ってイキオイなんですが、特に前半、5人が天空聖界マジトピアに登っていってそれぞれのエレメントの天空聖者様たちと逢う場面が、もー、もんのすごい感動的でした。なにがすごいって、その場面でバックにかかる曲「Song For Magitopia」がすごい。なんたってこれ、「水木一郎・串田アキラ・影山ヒロノブ揃い踏み歌唱」による荘厳なまでの「ヒーロー賛歌」、なんですよ!その曲に乗せて、美しいCGとともに伝説の天空聖者との邂逅の場面が描かれるわけで…も、もう既にそのあたりで心の中のピュアな部分にぎゅいぎゅいキてしまい号泣モードだったです私。あー、子供のころ好きだったあのヒーローもあのヒロインも、きっと今はこのマジトピアのどこかにいるんだろうなー、みたいに思って。
それからそれから。
曽我町子様キターーー!!つか、へドリアン女王様キターーー!!!
ああ、「電子戦隊デンジマン」&「太陽戦隊サンバルカン」での名悪役、美しき地獄の毒花・へドリアン女王様は、あれから四半世紀経った今、天空大聖者・マジエル様となってマジトピアを統べておいででしたか…(感涙)。魔女ベルバラ@「5年3組魔法組」も大好きでしたよう、曽我さん!もう、魔女を演らせれば当代随一の「魔女役者」、当然と言えば当然、出来上がって見ればもはや必然通り過ぎて絶対的なまでのキャスティングと申せましょう。なんというか、喩えて言うなら「久しぶりに故郷の母校を訪ねてみたら、小学校の頃のおっかない担任の先生だった女先生が、今では出世して女校長先生になっていて鷹揚に笑顔で迎えてくれた」みたいな衝撃(笑)。あっぱれマジレンジャー、このキャスティングをしたことだけでも既に素晴らしすぎる功績だ!<ヒカル先生風に

エンディングもほのぼの&賑やかで楽しかったし、もう、DVDは即買いでしょう!
思い返せばこの「戦隊シリーズ」もかのゴレンジャーから数えて30年、連綿と続いてきた、もはや日本が世界に誇る一ジャンルとなったのだな、と感無量な往年の特撮ファンの私でした。

『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』は、んー、…
私的にはやりたいことは解るしその心意気は大いに買う、んだけども対世間様的にはそのままじゃダメなところが多いんだろうなー(遠い目)。
この映画は実はとってもクロサワの『七人の侍』へのリスペクトに溢れていてカメラワークとかもなかなか凝ってるんだよね、って小学生の子に説明しても解ってもらえないだろうし、というかそんな説明しなきゃ解らんように作ってしまったんではエンタテイメントとしてはダメ姿勢だと思うし…。
ただ、「そもそも仮面ライダーで時代劇ってのがムチャだったんじゃないの?」って声に対しては、私はそうは思わないです。そもそも今言う「特撮」そのものが、チャンバラ時代劇の血を濃く受けて生まれたジャンルなのだし。私は「変身忍者・嵐」も「快傑ライオン丸」も「白獅子仮面」も、もっと言うなら「魔人ハンターミツルギ」だって好きだったので、こういう世界観は大いに「アリ」だと思います。だから、『響鬼』はある意味、とても惜しい。もうちょっといろんな面で作りこむ余裕があれば、かなり面白くなった素材だろうと私は思うので。
そういや、『鬼桃太郎』(尾崎紅葉著・明治24年)の存在をヒビキのスタッフは果たして知っていたんだろうか…

『響鬼』の映画については、語り出すと長くなりそうなのでいつかまたそのうちに(笑)。
映画が終わってから、私の語る「日本のトクサツ≒石ノ森章太郎ワールドにおける、ヒーローの“内なる鬼”の精神性の系譜について」みたいなインチキサブカル論文調与太話を小一時間ガマン強く聞いてくれたtimutaんはほんとうにやさしいひとだと思います(笑)。


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