かっしーのつぶやき
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2002年11月16日(土) 実況検分、そして「マレーネ」

そういえば気がつけば空き巣に入られてからはや一ヶ月経ったんですね。というわけで本日は、損害保険会社の下請け調査会社の人が現場の実況検分に来ました。東儀秀樹さんを細っこくしたようなお兄さんが来て、まあ当時の話をしたり、部屋の写真を撮られたり。意外だったのが、「盗難に遭った物品の入っていた入れ物の箱などが残っていたらそれも写真に撮らせて欲しい」と言われたこと。要するに、盗難を申請している物品を本当に所持していたかどうかの証拠となるから、ということらしい。実は私、事件を思い出すのがイヤだから空き箱はみんな捨てちゃおうと思って一つのゴミ袋にまとめて入れて、でもものぐさなものでそのまま部屋のすみっこに置きっぱなしだったんですね。いやー、よかった捨てなくて(笑)

夜、千石の三百人劇場にて「マレーネ」を観劇。
あのマレーネ・ディートリッヒの世界ツアー中のとある一日の舞台裏を描いた作品。主役のマレーネを演じるのがかの大浦みずきさんで、生では一度も見たことがないのでこの機会に、くらいの軽い気持ちで出向いたのですが、これがまた、実にほんとに佳い作品でした。
こんな素晴らしい作品がほんの数日間しか公演しないということを考えあわせると、改めて、舞台というものの贅沢さを思い知ります。まさに今、この時、この空間にしか現出しえない、とてつもなく豊かであふれんばかりに贅沢な、何か。それが舞台芸術というものなんだなあ、と。

…それにしても。後半のショーの部分で、いきなり大浦みずきさんがシルクハットに黒燕尾で現れたのにはびっくりしました。いやその、あの映画「モロッコ」のマレーネ・ディートリッヒですから当然といえば当然なんですが、…なんせ私にとっては掛け値なしに6/23以来の生黒燕尾ダンスだったもので、衝撃のあまりちょっとしたパニック状態になりましてそれ以後涙も鼻水も止まらなくなりましたです。「リリー・マルレーン」で泣き、「花はどこへいった」で泣き。あんなに舞台と客席が近い劇場の前から4列目の席で身も世も無くブーブー泣きながら観てるのはけっこう恥ずかしかったですが、もう自分でもどうしようもなく。

最後は「ああ、今日はいいもの観たなあ」という気持ちでフワフワにふくらんで帰りました。あのフワフワ感は、昔々の少女の日の、あの「コーラスライン」初観劇の時とちょっと似てたような気がします。


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