かっしーのつぶやき
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川崎に建設予定だったテーマパーク「手塚治虫ワールド」が不況のあおりで建設断念したとか。 手塚モノのフィギュア見て落胆することの多い私としては、まあそれもしょうがないかもなあ、という気がします。私は、手塚キャラの魅力というものはバッサリそのまま3D化してしまうとダイナシになってしまうような気がするのですね。私が手塚キャラの中で一番好きなのはブラック・ジャックなんですが、たとえばBJの等身大立て看板なら許せても、着ぐるみBJに寄ってこられたらちょっと引いてしまう。実写映像版BJもいろいろと作られましたが、作品としての出来はさておき手塚キャラの3D化という意味で成功しているとは言い難いものがある。 思うに、手塚キャラというものは、あの「どうしようもなくマンガ」なところにこそ魅力があるのではないでしょうか。そういう意味で、宝塚歌劇団が上演した「ブラック・ジャック」は、ひいき目ぬきに非常に意義のあるものだったと思います。手塚治虫のあの絵柄の魅力の源のようなものを、理屈ではなく表現者としての直感で彼女達は見抜き、独自の技術で3D化に成功していたと思うのです。 手塚治虫は少年時代を宝塚市で過ごし、彼自身も宝塚歌劇の大ファンだったということですが、手塚キャラのあの「どうしようもなくマンガ」なところと、宝塚歌劇のあの「どうしようもなくタカラヅカ」な感じは、どこかで一脈通じているような気がします。 …というわけで、宝塚大劇場こそ手塚治虫のテーマパークみたいなもんではないかと私は内心思っていたりするんですが、ただその一方で、あんまりそんなことを声高に言うとあの劇団の上のほうのお歴々が何か誤解してあのショー「火の鳥」みたいなシロモノをこれからも作っちゃうかもしれんなー、それはたまらんなー、とも思うので、まあこれはその、ここだけの話ということで…。
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