佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2003年04月27日(日) 休日パターン

洗濯掃除洗濯。いつも通り。
蛍光灯が切れたのでスーパーに買いに行きましたが、
夕飯いっぱい作っても明日は絶対残業だしなーと思って弁当買っちゃった。



そしていつも休日に書いてしまう100のお題。
でもな…今回殺伐具合が別方向というか…愛があるんだかないんだか…って感じ。
いや、選んだお題は「きょうだい(兄弟)」なんですが何故かコタケ。
この辺、私のひねくれ具合が出てますが。

ちなみに、いつもサイトの方のお話は何度も読み返してちまちまやりますが
100のお題に関してはほとんどただの一発書きです。
まあ、こねくり回さないとこーなる、てことで。

とりあえず興味ある方はどうぞ↓


参考:http://plaza22.mbn.or.jp/~SignF/
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036:きょうだい(変換自由)


 ―――タケオくんが、兄貴のこと好きなのは知ってるけどさ。
 ベッドの上に起き上がり、煙草に火を付けながら言うコータを、タケオは横たわったままぼんやりと見上げた。気怠さに包まれた身体に、彼の声は妙に優しく届いた。
「…何、いきなり」
 それもこんな時に、という意味を含めて返したタケオに、振り向いたコータは真顔だった。真直ぐにタケオを見下ろす、その視線は強い。
「だから俺のもんにはなってくんないの?」
 ストレートなコータの言葉に、タケオは苦笑する。明確な答えを求める、その姿に―――若い、ということだろうか、性格だろうか。
「抱いておいて、何言ってんの」
「だって身体だけじゃん。……それだけじゃん」
「コータだけだよ、こういうことすんの?」
 そう言って笑ってやると、心持ち赤くなった顔を逸らして拗ねたような素振りをした。そしてやや弱い口調になる。
「ったり前じゃん、嫌だよそんな、誰とでも寝るよーなさあ…」
 だけど、好きなのは俺じゃなくて兄貴なんだろ?
 いじけたような姿に、くすくすと笑いながらタケオは身を起こし、コータの肩に顔を埋めた。そうやって、自分を抱く度に少々拗ねる、その姿が可愛いと思っていることを告げたら、彼は傷付くのだろうか。
「俺はコータが好きだよ?」
「…兄貴の弟だから?」
「違うって。何度言ったら解るの」
 コータが好きだから、抱かれてるんだよ。
 首に抱き着いてキスをする。やや憮然としたまま返す、その表情で彼が納得してないのは解っていたけれど、決定的な破綻を来す感情を抱いてもいないのも解っていて、タケオはそれに甘んじている。


 身体を重ねるようになってから、幾度もこんなやり取りを繰り返してきた。タケオがキリトを好きだということをコータは前から気付いていたし、タケオも否定しなかった。あっさり認めて、それでも抱きたいんだ、と言うコータにも、あっさり身体を許した。
 兄貴の代わり?――そう言ったコータに、違うよ、コータになら抱かれてもいいんだよ、そう答えたタケオの真意は、今もコータは掴めないでいる。掴もうともしていないのだろう。解らないもの、と納得して。
 それでも、時々苦しくなるのか――――今の今まで自分を好きなようにしていたくせに、突然弱気になったように聞いて来たコータを、タケオは本心から愛しいと、思った。
「ねー、どうやったら俺は兄貴を越えられる?」
「…んなこと、俺に聞くなよ」
「兄貴のどういうとこが好きなの」
「…お前ねえ」
 半ば呆れたが、コータは真剣だ。こういう時、ほんの少しの罪悪感をタケオは感じてしまい、同時に羨ましくもなる。
「コータ」
 溜息混じりにかけた声は、自分でも驚くほど優しかった。
「俺は、コータもキリトも全く別な風に好きなの。キリトはキリトとして愛しいと思うし、コータはコータだから、愛しく思ってる」
「…愛しい、って?」
 驚きに見開かれた目を見て、苦笑したタケオはコータを引き寄せた。


「……だけど、結局兄貴のこともそう思ってるんだ」
 タケオを抱き締めて髪に顔を埋めたまま、尚もこだわるコータに、タケオは「そうだね」とだけ答える。
「納得いかねー…結局、兄貴を越えられてねーんだし」
「抱いてるじゃない。充分越えてる」
「…タケオくんの中で、俺が兄貴を越えなきゃ意味ないじゃん」
 そう言って抱き締める腕に力を込めた彼に、可愛いことを言う、と思う。
 心の位置なんて解らない。そんな曖昧なものを信じて大切に出来たのはいつだっただろう。抱き締めて、抱き締められているこの確かな存在以上のものなんてあるものか。タケオはそう思い、だけどそれをコータには伝えるつもりはなかった。―――きっと伝わらない、そのことを知っていて、そんな彼が愛しいのだと気付いていた。
 キリトを好きだと思うのに、コータに抱かれて愛しさを感じる、そんな矛盾した曖昧な自分のような、そんな気持ちは理解しなくていい。
「コータ」
「ん?」
「だけどさ、俺、コータとこうするの、けっこう幸せなんだけど?」
 心からの愛しさを込めた表情で言うタケオに、それは伝わったのだろう、照れたような笑みが返される。
「俺も……だから、いっか」
 そう言って口付けをくれる彼が、愛しいと、また、思った。

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テーマずれてる気がしますがすいません…
私コーキリもキリコーも無理だなーと思って考えたらこんな話に。
キリトさん名前しか出て来ないっすね…


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佐山葉月 [MAIL]