洗濯掃除洗濯。いつも通り。 蛍光灯が切れたのでスーパーに買いに行きましたが、 夕飯いっぱい作っても明日は絶対残業だしなーと思って弁当買っちゃった。
そしていつも休日に書いてしまう100のお題。 でもな…今回殺伐具合が別方向というか…愛があるんだかないんだか…って感じ。 いや、選んだお題は「きょうだい(兄弟)」なんですが何故かコタケ。 この辺、私のひねくれ具合が出てますが。
ちなみに、いつもサイトの方のお話は何度も読み返してちまちまやりますが 100のお題に関してはほとんどただの一発書きです。 まあ、こねくり回さないとこーなる、てことで。
とりあえず興味ある方はどうぞ↓
参考:http://plaza22.mbn.or.jp/~SignF/ ----------------------------------------------------- 036:きょうだい(変換自由)
―――タケオくんが、兄貴のこと好きなのは知ってるけどさ。 ベッドの上に起き上がり、煙草に火を付けながら言うコータを、タケオは横たわったままぼんやりと見上げた。気怠さに包まれた身体に、彼の声は妙に優しく届いた。 「…何、いきなり」 それもこんな時に、という意味を含めて返したタケオに、振り向いたコータは真顔だった。真直ぐにタケオを見下ろす、その視線は強い。 「だから俺のもんにはなってくんないの?」 ストレートなコータの言葉に、タケオは苦笑する。明確な答えを求める、その姿に―――若い、ということだろうか、性格だろうか。 「抱いておいて、何言ってんの」 「だって身体だけじゃん。……それだけじゃん」 「コータだけだよ、こういうことすんの?」 そう言って笑ってやると、心持ち赤くなった顔を逸らして拗ねたような素振りをした。そしてやや弱い口調になる。 「ったり前じゃん、嫌だよそんな、誰とでも寝るよーなさあ…」 だけど、好きなのは俺じゃなくて兄貴なんだろ? いじけたような姿に、くすくすと笑いながらタケオは身を起こし、コータの肩に顔を埋めた。そうやって、自分を抱く度に少々拗ねる、その姿が可愛いと思っていることを告げたら、彼は傷付くのだろうか。 「俺はコータが好きだよ?」 「…兄貴の弟だから?」 「違うって。何度言ったら解るの」 コータが好きだから、抱かれてるんだよ。 首に抱き着いてキスをする。やや憮然としたまま返す、その表情で彼が納得してないのは解っていたけれど、決定的な破綻を来す感情を抱いてもいないのも解っていて、タケオはそれに甘んじている。
身体を重ねるようになってから、幾度もこんなやり取りを繰り返してきた。タケオがキリトを好きだということをコータは前から気付いていたし、タケオも否定しなかった。あっさり認めて、それでも抱きたいんだ、と言うコータにも、あっさり身体を許した。 兄貴の代わり?――そう言ったコータに、違うよ、コータになら抱かれてもいいんだよ、そう答えたタケオの真意は、今もコータは掴めないでいる。掴もうともしていないのだろう。解らないもの、と納得して。 それでも、時々苦しくなるのか――――今の今まで自分を好きなようにしていたくせに、突然弱気になったように聞いて来たコータを、タケオは本心から愛しいと、思った。 「ねー、どうやったら俺は兄貴を越えられる?」 「…んなこと、俺に聞くなよ」 「兄貴のどういうとこが好きなの」 「…お前ねえ」 半ば呆れたが、コータは真剣だ。こういう時、ほんの少しの罪悪感をタケオは感じてしまい、同時に羨ましくもなる。 「コータ」 溜息混じりにかけた声は、自分でも驚くほど優しかった。 「俺は、コータもキリトも全く別な風に好きなの。キリトはキリトとして愛しいと思うし、コータはコータだから、愛しく思ってる」 「…愛しい、って?」 驚きに見開かれた目を見て、苦笑したタケオはコータを引き寄せた。
「……だけど、結局兄貴のこともそう思ってるんだ」 タケオを抱き締めて髪に顔を埋めたまま、尚もこだわるコータに、タケオは「そうだね」とだけ答える。 「納得いかねー…結局、兄貴を越えられてねーんだし」 「抱いてるじゃない。充分越えてる」 「…タケオくんの中で、俺が兄貴を越えなきゃ意味ないじゃん」 そう言って抱き締める腕に力を込めた彼に、可愛いことを言う、と思う。 心の位置なんて解らない。そんな曖昧なものを信じて大切に出来たのはいつだっただろう。抱き締めて、抱き締められているこの確かな存在以上のものなんてあるものか。タケオはそう思い、だけどそれをコータには伝えるつもりはなかった。―――きっと伝わらない、そのことを知っていて、そんな彼が愛しいのだと気付いていた。 キリトを好きだと思うのに、コータに抱かれて愛しさを感じる、そんな矛盾した曖昧な自分のような、そんな気持ちは理解しなくていい。 「コータ」 「ん?」 「だけどさ、俺、コータとこうするの、けっこう幸せなんだけど?」 心からの愛しさを込めた表情で言うタケオに、それは伝わったのだろう、照れたような笑みが返される。 「俺も……だから、いっか」 そう言って口付けをくれる彼が、愛しいと、また、思った。
----------------------------------------------------- テーマずれてる気がしますがすいません… 私コーキリもキリコーも無理だなーと思って考えたらこんな話に。 キリトさん名前しか出て来ないっすね…
|