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衆議院解散

2005年08月08日(月)


郵政民営化法案は、参議院の本会議で否決され、小泉首相は、一部の閣僚の反対を押し切って(反対した閣僚は罷免)、衆議院を解散した。

衆議院で反対した自民党の37名、他棄権・欠席も含めると51名の議員達、まさか、あの時点では、参議院で否決されたら、衆議院が解散する・・・なんて、思いもよらなかっただろう。
その点は誤算だったかもしれない。

反対派の急先鋒の亀井さんや綿貫さんは「新党!」って息巻いていたけど、その雲行きも危うくなってきた。
自民党政治倫理審査会は8日、郵政民営化関連法案の衆院採決で反対票を投じた37人に対し、10日正午までに弁明書の提出を求めることを決めた。
この弁明書を出さない場合は、「処置は、勧告、訓告、役職停止とかいろいろある」 らしいが、それを提出したくても、押さえられちゃって提出できず、若手議員の中には不満に思っている人もいるらしい。
「選挙」となった途端、既に反対派も足並みが揃ってない。

小泉さんにとっては、確かに彼が首相になった時の公約が「郵政民営化」であり、自民党を変える、変わらないならぶっ壊すだったけど、今の日本にとって、一番大事なのが「郵政民営化」じゃないってことを忘れているようだ。
元々自民党も小泉さんの「郵政民営化」に賛成しているから、彼を首相に駆り出したわけじゃなくて、国民に人気があったからであり、他に人材が見当たらなかったためなのだ。
以前の自民党だったら、与党であり続けるために意見が違っても「マァマァ」って言って、何とか分裂しないように収めてきたし、派閥は皆統一した行動を取ってきたけれど、今回は完全に分裂しちゃっている派閥もあるし、
小泉さんだから「自民とをぶっ壊してもいい」って言う事ができたのかもしれない。

だけど、継続審議にすることも、修正する事もできたはずなのに、今の時期に、政治の空白を作ってでも急いで「郵政民営化」しようとする小泉さんの考えはわからない。
ただの意地っ張りか、駄々っ子か・・・。
そんな小泉さんを外して、従来の自民党に戻ろうという動きも既にあると聞く。


小泉さんは「郵政民営化について民意を問うための選挙であって、靖国問題は争点としない」って言っていたけど、投票する国民の方は郵政民営化に賛成・反対というより今までの小泉政権の政治を支持するか、しないかでしょう。
だからこそ、この時期に衆議院を解散する事に賛成する国民が50%を越しているのであろう。(世論調査)
今まであらゆる面でつんぼさじきにされてきた国民が政治に参加できるせっかくのチャンスだから、今回の選挙は、棄権などせずに、ちゃんと投票しましょう!!




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