『安らぎの日々』 - 2011年02月26日(土) 何だか恐ろしい夢を見て飛び起きて 隣で眠る貴方の腕にしがみついたのです。 貴方は「どうしたの?」と優しく問うて 「黙ってちゃわからないよ?」と 優しく頭を撫でてくれたのです。 日が昇り 夜が来て 貴方が居ない日常に泣き濡れました。 風が吹き 雨が降り 貴方が居ない生活に泣き濡れました。 同じように不安に駆られて飛び起きても 隣で眠る貴方がもう居ない事を知って あたしは暗いベッドで膝を抱えて 戻っては来ない夜を 様々と思い出して過ごすのです。 星が満ち 月が欠け 貴方が居ない日常に慣れてきました。 雲が行き 花が枯れ 貴方が居ない生活に慣れてきました。 優しく頭を撫でてくれるその手が ちくちくと頬に刺さる伸びた髭が 心を震わすかすれたテノールの声が とくとくと規則正しく脈打つ心音が 大好きでした。 大切でした。 ずっと傍にあると信じていました。 交わしたキスとそろいの指輪 ずっと未来に続くと信じていました。 あの日 貴方を失う夢を見て飛び起きて 隣で眠る貴方の腕にしがみついたのです。 貴方は「どうしたの?」と優しく問うて 「黙ってちゃわからないよ?」と 優しく頭を撫でてくれたのです。 安らぎの日々でした。 もう二度と還らない。 安らぎの日々でした。 ...
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