『フォーカス』 - 2004年04月08日(木) ファインダー越しに長く伸びたあなたを捕らえて ひっそりとその後を追うのです 『くだらない感傷に浸ってないで早く歩けば?』 冷ややかなあなたの声を聞こえないふり コンクリートの影に溶けて消えてしまうまで このままでいたかったのです あまりにも気怠い春の夕暮れ 『桜吹雪が綺麗だね』 と見上げれば 『散って踏まれたサクラは汚い』 と見下ろすあなた セカイにたった一人 たった一つのあなた こんなに傍にいても どうしてこんなに違うのでしょう トゲトゲなコトバの角が増殖 『ウニのトゲは痛くないよ』 とつぶやけば 『突然ワケわからねぇ』 律儀に返してくれる セカイにたった一人 たった一つのあなた やさしくなんかない だからこそ貴重なあなたのトゲ ...
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