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2002年12月19日(木) ザ・ダットサンズ&ザ・ユーズド

めちゃくちゃ、雑誌の猛プッシュに感化されてるみたいなもんだけど、ザ・ダットサンズとザ・ユーズドどちらも良いねーーー。適当ですが、どっちか天秤にかけて後日詳しい熱レビュー書きます。

音楽好きな人なら、今のロックンロール・ルネッサンスには乗った方がいい。ブリット・ポップん時もそうだったけど、ハイプであろうがなんだろうが、祭には参加したほうが楽しいって。一緒になって尽きせず盛りあがってな。なかなか無いものこんな幸せな時期。

それに、メディアで大きく取り上げられてるバンドは、いくらブームとかフィーバーの渦中であるからつっても、音楽としては駄目なわけじゃない。それよりも、宣伝もされない金魚の糞みたいなのがヤバイ。メディア企業が金かけて推してるバンドならまず本物です。

ということで、盛りあがりましょう! 久しぶりのロックの「現象」だからね!

ザ・ダットサンズはマジで最強の即席HR/HMですな。過渡期の速弾き競争時代のメタルじゃなくて、レッド・ツェッペリンからAC/DC、モーターヘッド、ディープ・パープルやKISSとかの、本質で鳴らしてるバンドのさらに有効なところを抽出し凝縮して鳴らしてるという、ある意味めちゃくちゃ最高のHR/HMのコマーシャルアルバムやね。そのコマーシャルという一点でガレージ・バンドになっている。

もう凄すぎて笑うって点ではアンドリューW.K.と同じわけだけど、また違う魅力があるな。いやーしかし、もろディープ・パープルのあの曲なリフとか、ツインギターでのソロとか、高音ヴォーカルとか、さいっこう。「ロック」のイメージが好きな人なら一発で気に入ると思うな。見事なほどにロック的な映像が浮かぶバンド。

ザ・ユーズドはヴァインズに与えられた、一曲ごとにビートルズとニルヴァーナが阿修羅の様に入れ替わって現れるっていうフレーズを、「一曲の中に」、と変えて表現すれば良いのかな。一度聴いたら忘れられない感動的なメロディと、どうしようもない鬱屈とした怒りや悲しみを噴出する叫びが一曲の中にある。言い方を変えれば、メロディーはトラヴィスくらいの信念と本物さがあって、叫びは悪魔崇拝をする超ヘヴィ・ダーク・メタル・バンドの域というか。

まあ、いくら形容詞をごちゃごちゃ付けても分からんから聴いてください。試聴する場合はザ・ダットサンズは1曲目、ザ・ユーズドは2曲目を聴くと素晴らしさが分かるかな。試合前に自分を奮い立たせたいというカンフル剤なら前者、とにかく泣いたり叫んだり激情に浸りたい場合は後者。とにかく聴け!!

あ、そういえば中村一義、一言で。
「迷いが見えた」
以上。


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