kaorinのしょーじき日記
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| 2007年07月16日(月) |
なんとかしなくちゃなぁ |
自分の考えを書けなくなってかれこれ1年。 どんよりした生活を送っている。
今年の春には私にあきれている主人から お前はいったい、いつまで具合が悪いのか? という言葉をかけられた。
確かに再婚して心から元気でいたためしはない。
灰色のねっとりした空気の中でもたもたとあがいている。
その後このことについては 主人から謝罪めいた言葉をかけられた。
しかしこれは主人の本音だ。
愛想をつかされるのも時間の問題だろうと とても危険なことだったが 私の勝手な判断で抗うつ剤の服用をやめた。
もちろん私も好きで具合が悪いのはない。
しかし主人には 私はいつまでも薬に頼って だらけている人間だと決められたようだ。
当時も今もやけっぱちになっていたので 私は抗うつ剤を一切飲まない生活に入った。 ついでにがん検診も行ってない。
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抗鬱剤の断薬はきつかった。
シャンビリと表現される指先や後頭部に電流が流れるような 奇妙な状態が四六時中つづく。
イライラが波のようにくる。目も回る。起きているのもつらい。
薬を飲んでいても副作用でぼーっとするが 薬を飲まなくても同じ状態だ。
周期的に私なんていなくなればいいだろうとくよくよする。 時々涙がぼろぼろでる。
一番辛いのは幻覚。 この家の広いベランダにある柱や下屋の鉄骨に 自分の首つり状態の死体がゆらゆらして その下で主人は面倒なことをしてくれたとうんざりした顔をしている。
運転中にシャンビリとイライラの状態がくると あいついで幻聴があるので気楽に運転もできない。 そして私は運転して外出することも極端に少なくなった。
しかも次男は運転中チャイルドシートのベルトを 諸肌脱ぎして前方のシートベルトをいたずらする。 ひどいときは運転中物を投げつけられたり 助手席の長男は首をしめられることもある。 次男は窓からはいている靴や帽子を投げる。 そのたびに次男を怒るが効き目は全くない。
このため好きな本を借りに図書館へも行かなくなった。 自由になるお金もないので本も読めず 昔に買った本を何百回も繰り返し読んでいる。
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眠りに関しても変化があった。
眠れなくてもかなりの頻度で 横になっているようにしている。
起きていてもなにもしたいこともないし 実際動くことはない。
うとうとした眠りの状態で 1日の2/3を過ごしている。
質の良い睡眠ではないため 強い疲労感がいつもある。
川の音、家の前の道路を走る 大型トラックの振動、 雨がふればトタン屋根をたたく雨音、 息子の声、テレビの音にさらされて横になっている。
たまにふっと深い眠りにはいれることもあるので それを心待ちに待って横になっている。
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大雨で決壊しそうな川のそばではなく 日当たりの良い平らな土地に 家があったらいいな。
そう言葉にだしていえば 主人は離婚してここから出て行けと言う。
私にでていけるくらい生きる気力があるなら いいがまったく気力がない。
一日に2度くらい掃除をすれば きれいさを保て こどもにも目が届く範囲で 暖房で適度な温度が保てる広さの家。
こんなのいいねという希望さえも 嫌みを言っていると主人は私に言う。 これもすべて私のせいなのだろう。
ここは主人が生まれて47年住んでいる主人の家だ。 だから築50年以上。
近所の運送会社の材木を積んだ大型トラックが通れば その風圧で家ががたんと揺れる。 雨がふれば天井がないトタン屋根の雨音はとても大きい。 大雨がふれば雨漏りがするし、雨が上がれば、 家の中は蟻や虫がやってくる。
今でも危険だからと私と子供たちが出入り禁止の部屋が3つ。 そこには多くの物があふれている。 最近長男は崩れ落ちそうな危険がある6畳間を子供部屋としてもらった。 次男と長男の居場所はかろうじてある。
確かに広いから物は置くことができるが私の居場所はない。
そんな私も1日に主人が帰ってくる昼前と夕方に掃除機をかけている。
しかし主人は私はなまけていて掃除をしてないと見なしている。 次男は私に面倒をみてもらえずとてもかわいそうだと言う。
主人はこの連休に次男がいても掃除なんてこんなにできると 顔を真っ赤にして怒りながら掃除機を動かしぞうきんがけを実践してくれた。
私に同じようにしろいうことだろう。 でも同じようにしろと言われても無理だ。 私は呼吸するので精一杯。 これ以上どうしたらいいものやら。
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昨年4月に手術したとき私としては珍しくやせて56〜54キロの体重だった。 その頃の主人はその状態でもお前は十分にでぶだがそのやせたままでいろといっていた。
今ではぶくぶくの64キロ。 最近では着る服がすべてきついし体を動かすのがつらい。
最近は楽しいことは何もないし何を食べてもおいしくない。 味覚が麻痺しているのか。
時々おいしいなあと思って食べていてもでぶはよくたべるなとあきれ顔の主人の視線でおいしいものが砂利を噛んでいるのと同じになる。 砂利になっても飲み込んじゃうんだから私もいやしいものだ。
主人はでぶが大嫌いで人間として認めないと最近痛感した。
主人は自分はご飯を減らし 好きな飲酒をしているが 体型は18歳から変わらないとご自慢だ。 実際その20年以上着ている衣類も多い。ご立派なことだ。
私がこの地に来てから買ってもらったスニーカーも 大事に履いて20年は使わなくてはいけない。
今の私には節制できるほど余裕がない。 楽しいことも何もない。
呼吸するのだけでいっぱいいっぱいなのに 掃除や食事と次男の世話を 倒れずにしているのはいいほうではないかと思う。
しかし主人の不満は爆発寸前だ。
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時々気が晴れて 私が何気ない会話をしようとすると 主人は自分の世界にいて いきなり話かけられても困ると声を荒くする。 だから主人との会話も難しい。
考えてみると主人以外の大人の人間と 会話することも週に数回しかない。
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4年前まで馬車馬のように働いていた生活から 再婚して次男に恵まれた。
私はわがままを言って投資価値のないこの家に 風呂・トイレ・台所をリフォームしてもらった。
次男妊娠中に発見された子宮頸ガンも 昨年子宮摘出で解決。
そしてダイエットも成功した。
これが幸せでなくてなんだ?
しかし幸せよりもほど遠いうつ病になり、またまた体重を増やした。
主人は時々腹の肉をこれでもかとつかみこんなのみっともないぞとののしる。
長男はそういう主人を見ているためお菓子を食べてご飯を食べると太るからと ご飯を食べないようになった。
長男は昨年から妙なアレルギー症状や嘔吐も起こす。 太るということはいけないことだと私にお説教口調で言うのも主人に似ている。私のいないところで主人が長男に私の太ったことを揶揄することを吹き込んでいるのがつらい。
私は主人の希望をかなえたいが呼吸しているので精一杯だ。
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私の中の大きな問題の一つは 長男と同じように次男をかわいいとはまったく思えないことだ。
長男がいるのでひらがなが読めて数字も読める。 次男は頭はよさそうだが人を見て行動する姑息さがいやらしい。
次男は主人が家にいれば私の言うことなど全然聞かないし 大声で泣けば自分の言うことを聞いてもらえるとわかっているので それを最大限に利用している。
私の精神状態のせいなのか個性の差のせいかは不明だけど 次男に愛情を感じない。
次男は現在2歳3ヶ月。 足の大きさは16cm。体重13キロ。 今日はフライパンを振り回されて 足の指の先にフライパンをたたきつけられた。
あまりの痛さに私は悲鳴をあげて 思わず次男の頭をぶったが これも幼児虐待になると主人に言われそうだ。 いやだ、いやだ。
長男は小学3年生で足の大きさは19cm。体重は21キロ。 長男はまだ私に優しい言葉をかけてきて 他愛のない会話ができる。
次男は来年になれば保育園にはいるけれど そこまで私の精神状態は大丈夫だろうか。
時々自分の日記を読み返すと たいへんだった昔の方がよっぽど楽しそうな気がする。
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