ミニは低身長児である。 3歳3ヶ月になると言うのに「一歳半ぐらいですか?」などと言われる。 それもしょっちゅうである。 医学的にもしっかり低身長児の範疇なので、定期的に検診に行っている。 このまま小さいようだと、来春には入院し、成長ホルモンが分泌されているか調べ、されていないようだと治療が必要になってくる。
「小さい」と言われることに慣れなければならない。 「小さい」のはその子の特質なのであって、欠点ではないと、まず私が思わなければならない。 しかし、わかってはいても「ほんとに小さいですね〜」とか、ましてやミニの頭上で「いや〜〜!!小さい!!!」(と言ったお母さんのお子さんはミニと同じ月齢でミニより15cmは背が高い)と叫ばれたりすると、「あはははは〜、そうなんです」と答えつつ、心の中では「やめてよ!」と叫びたかったりする。
1年遅く生まれた子達にもどんどん身長では追い抜かれていくミニ。 母は妊娠以前の私の生活のことを必ず口にし、私がどんなに身長の90%は遺伝的要素なのだと言っても、それを否定する。 体操に行き、水泳に行けば、嫌でも毎日同じ月齢の子達と会うのだ。 比べてはいけないと思いつつ、頭一つ小さい我が子を目のあたりにせざるを得ない。
「お母さんが気にすると、お子さんまで気にしてしまいますよ」
はい、わかっています。 どうにもならないことをくよくよ考えるより、ミニの全てを受け入れて、とにかく良いところをより伸ばしていけるように、ミニが楽しんでいることを、より楽しめるようにしたいと思っています。 そして「うちの子は小さいけれど、私は全然気にしていないし、小さいなんて個性だし、いいところを伸ばしていけばいいのよね〜」と自然に思えるようにしなくては・・・(しなくては、って思ってるってこと自体に無理があるけれどね(笑))。
ミニは五体満足だ。世の中にはもっと大変でもっと苦しい思いをしているお子さんやお母さんは沢山いる。理屈できちんとわかっていても、我が子のこととなると、こうなってしまうのが母である。これぐらいで、って思われても、こうなってしまうのが親というものなのね・・・と、子を持って始めて知りました。強くならなくちゃね。
体操とプールの前にごねました。 しかし体操はお気に入りのコーチとずっと手を繋いでいたことでクリア。 プールは・・・ほとんどプールサイドでふざけていたけど、怒らないことにしました。 ミニがいてくれるだけで、ほんとはいいんだもの・・・。
|