本家毒舌日記
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2004年01月22日(木) 子供?子ども?

予告通り(エラそうに)今日のお題は子供についてや。
昨日の腹のたつ講師さんはええことも言うとった。子供には悪いことは悪いとしっかり教えんとあかん・・・これはその通りやろ。最近やたらに子供に迎合する向きも多いけど、やっぱり大人は子供に生き方の指針を示していかんとあかんと思うで。
教師のワシが一番ピンと来ないのが「子供」の表記の仕方。
ワシらの業界は「子供」は「子ども」と表記している。ワシはワープロでほとんどの文章を打つんやけど、たまたま「子供」と表記したところ、多くの先生方から「子供の供は、お供の供やで。子供は大人の供とちゃうで」などど言われてびっくりしたわ。そう言えば、ほとんどの刊行物が「子ども」と表記されているし、教育委員会から回ってくるオフィシャルな書類もほとんどそうや。
しかし、ワシはあえて「子供」のほうを使っている。みんなに回す書類はいちいちクレームをつけられて「イヤ、ワシはこう思いまんねん」と説明するのも面倒くさいので、「子ども」と書いとるけど、学級通信や自分の責任で出す書類は全て「子供」。
子供の供がお供の供でなぜ悪いのか?大人と子供は人間としては平等かも知れへんけど、絶対に対等ではない。これはワシの確固たる考え。大人は子供の導き手にならんといかん。だからワシは子供と書く。

ワシが小さい頃は、大人はしゃんとしとったで。親はもちろん、近所のおっさん、おばはんも「ガキのくせに何言うてるねん!」とよく怒られた。子供心に「大人なんて勝手や」とずいぶん反発もしたけれど、これがなかったら今の自分は存在せえへん。多少なりとも社会常識を弁え、平凡な一市民として普通に暮らしていけるのは、ワシらを育ててくれた大人達のおかげ。
今のワシらの同世代はもちろん、少し上の人も少し下の人もほぼ同様とちゃうか?
だから今の大人ももっと堂々としとったらええねん。子供と大人は友達とちゃう。最近の子供らはすぐに調子に乗って、教師であるワシらも友達のように接してくるときもあるけど、ワシはチェックしてるで。友達ちゃうでって。思いクソ可愛がるし、悪いときは怒るし、その繰り返し。自分の子もよその子も基本は一緒やと思う。


Team DAC