「間違ってます。」
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2003年06月09日(月)
妊婦すると、やっちゃいけないことやできないこと、またやらないほうがいいと言われていることが割りとある。
パーマをかけたり髪を染めたりするのも、あまりやらないほうがいいと言われているようだ。長時間座るので身体に負担がかかるとか、薬品のにおいで気分がわるくなるから、というのが主な理由らしい。あとは皮膚が弱くなっていたり、髪質が弱くなっていることもあるらしい。そんなことを読んだり聞いたりしていたので、妊娠してからこっちは、髪は切るだけにしていた。自分は髪の量が少なく直毛なもので、どちらかといえば貧相な頭をしている。カットだけだと、貧相さにより磨きがかかる。そんなこともあり、妊婦生活の中でつわりで体調がすぐれなかったり、お腹が出てきて着られる服がより制限されてくるにつれ、どんどん身なりを気にしなくなっていったような気がする。もともと、おされはへたっぴーだし。

さて、妊婦生活も大詰めとなり、行動が制限され、結構ストレスもたまってきた(と、オモワレル)。
勤め先の近くに、夜遅くまでやっている美容院を見つけたので、気分転換とばかりに行ってきた。
カットとパーマをお願いする。座っている分には身体は大丈夫だろうし、ここにきてにおいに対しても、敏感に反応することはなくなっていたので。もし頭皮への刺激のためはげたりしても、自己責任ということで。
染めるのもやりたかったのだけれども、かかる時間と身体への負担が推測しきれずに、やめておいた。結果的には、この判断は身体的には正しかったようだが、仕上がり的にはミステイクとなる。
とにかくすっきりしたかったので、うんと短くしてもらう。パーマのほうはかかりにくい髪質らしく、結構時間がかかり、さすがにちょっと腰にきた。ので、カラーはしなくて正解。が、出来上がりは一言で言えばおばさんパーマ。せめて、すこし明るめに染めるくらいしたほうがよかったなー、と正直な感想。
まあ、さすがに美容師さんは今風に仕上げてくれたのだが、これがまた、えらいこと似合わない…。ものすごい違和感。顔と髪型が完全に分離している
ホテルに入り(今週もビジネスホテル滞在)、即効シャワーをあび、鏡の前でブラシとドライヤーを駆使し、どーにかならないものかと悪戦苦闘。
なにせ身だしなみが不器用なもので、ぜんぜんうまくゆかず、おちこみそうになりつつも、急激にひらきなおる。
「いいじゃん、おばさんパーマで。実際おばさんだし、来週から専業主婦だし、もうじき子持ちだし」
ひらきなおってパーマを伸ばすようにブローすると、80年代アイドル風に仕上がった。正直古臭さがにじみ出ているが、今風よりもぜんぜん自分にはあっているように見えた。
しかし、このことがあって、本当にしばらくぶりに自分の顔をまじまじと見たのだが、…きちゃなかったぁ(笑)
久々に眉をととのえて、顔のうぶげを剃った。
明日はいつもみたいにいいかげんじゃなくて、きちんとお化粧しよう、と思った。

結果的には、わが身を振り返るいい機会になったというか、いい気分転換にはなったようで。


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