ミドルエイジのビジネスマン
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2007年06月10日(日) その後のBMW

BMW320iが我が家に来た翌朝、起床して一番にやったことは、誰も車を持っていかず、ガレージにあるかどうかだった。前の日の夕方置いたとおりの場所に、置いたままの姿で彼は居た。確かに、「あった」と言うより、「居た」と表現する方が正しい。今年の大河ドラマ「風林火山」に例えるなら、武田信玄が朝起きて部屋の戸を開けると、そこに隻眼の山本勘助が控えていて、ジロリと見上げるというシーンのようだった。

その印象を最愛の妻に言うと、彼女も「自分の方が主人なのに、家のことなら何でも知っている背中をピンと伸ばした老女中と住んでいるようで、気が抜けない」という。要するに、二人とも、車に位負けしているのだ。彼女は擦ったら何を言われるか分からないので、買い物に行くスーパーの駐車場でも、車の少ないフロアを選んでいるそうだ。

仕事を終えて夜駅まで迎えに来てもらった。運転席に座ると、暗闇の中にオレンジ色の文字盤と針が浮かび上がって幻想的ですらあった。アクセルを踏んだら、本当に飛んでしまうのではないかと思えた。家に着いて、車庫入れをしようとシフトレバーをバックに入れると、ポーン、ポーンという音が室内にゆっくりと響き渡る。ちょうど、旅客機に乗ったときにベルト着用のサインが消えるときの音のようだ。

BMW、もしかしたら本当に飛行機にこだわっているのかもしれない。


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