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■ No man's land (中間地帯)
はいっ。 久しぶりの生まーです。「No man's land」観てきました。 ネタバレしてるので未見の方注意。
あのね、良かったですよ!あたしはこういう作品好きです。 ネガな感想を聞いていたので覚悟してたからかもしれないけど、予想以上によかったです。ただ、それは坂本くんがやってるからとかそういうのは一切なしな部分での感想ですね(笑)まーに関して言えば、脱いだときにおっぱいが揺れたとか、シゲと並んだ身体がアシカとオットセイくらい大きさが違ったとかですかね。でもそのふたつくらいか。あ、演技は「最高!」ではないけど、鼻につくほどでもなくふつうに「まーのチキ」なんだなと思えた。もっとやり方、演出の違う「チキ」はいくらでもやりようがあるけど、その中のひとりでしょう。嫌いじゃないです。 共演者にもめぐまれたね。しんぺーさん、シゲがとてもよかった。本当に。浅野温子はべつに浅野温子でなくてもよかったんじゃないかと思ったけど。
で、内容ですけど。 旧ユーゴとかコソボとかセルビア、ボスニアっていう紛争はついこの間のことじゃないですか。劇中も93年てことになってたし。たった15年かそこらのことなんですよ。あたしもニュースで見ていて知ってる。けど、隣国なのに深い恨みつらみとか宗教の違いとか、周辺国の様々な思惑があってこじれにこじれて、いまじゃ誰が悪いのかなんてわからない。わからないけど、セルビア人は目の前のボスニア人を殺すし、ボスニア人は村に火をつける。 歴史的な確執もあるけど、感情的になったら駄目だ。やっぱり戦争は憎しみしか生まないんだ。ああ、悲しみもだ。
チキとニノは一緒にストーンズを歌って、笑いあった。でも、チキはニノを何度も撃つ。何度もお前が悪いと詰る。そして、「俺は戦争なんてしたくない。銃なんて撃ちたくない」と言う。すごい矛盾。でもこの噛み合わない言動こそ、隣人への憎しみだけで従軍した即席兵士の本音なのかなあ。人を殺すのも地雷を仕掛けるのも本当にやりたいことじゃない。本当は畑を耕して、もとのとおり隣人と仲良くやりたい。でも、この地獄にいたらそんなこと言ってられない。 ボスニア人もセルビア人も、もうこんな最悪なところから逃げ出して、もとのとおりの平和な「家」に帰りたかったと思う。でも、ぜんぶリセットしたいけどできない。これはただの悪夢じゃなくて現実の悪夢なんだから。
そういう「渦」に飲まれて、言ってることもやってることもめちゃくちゃで、でも少しでもあの「(今はもうない)家」に帰るために相手を殺さなくちゃいけないのは心も身体も壊れちゃいそうなことじゃないかな。 ここはもう完全にあたしの妄想というか感じたところなんだけど、坂本くんのチキがもう少しどっちかに振り切れてるとよかったかなとも思う。
「俺はニノ」 ニノは民族や国じゃなく、ただのニノとして手を出したとき胸がつぶれそうになりました。
被害を拡大させないようにはするけど、決定的な介入はしない国連と、なにもしないでニュース見てるあたしは同じなんだよね。 たった15年前、たくさんのニノとチキがいたんだと思うと悲しくなりました。 でも今も戦争や内紛はあちこちであるわけで、ぜんぜん終わってないことなんだよね。いろいろ考えた作品です。たくさん泣いた。
なんかめちゃくちゃかもしれないけど、読み返さないでこのままぽちっと書き込み。
2007年06月14日(木)
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