電脳ダイアリ
シリカゲル



 かわいいお父さんの話

お母さんとあたしが電話で話してて、「お父さんに代わる?」とか言われても照れて「俺はいい」とか言うお父さんが、10日くらい前に珍しく電話してきた。お正月に帰らなかったからさびしかったらしい。「何かあったのか」と訊く。いやごめん、なんもないよ。お母さんとちょっと喧嘩したから帰らなかっただけ。楽しみにしてたんだね、ごめんね。と思いつつも忙しかったからとだけ言っておく。うん、今も原稿してた。来週入稿なんだ。ああ、これも言えない言い訳だ。そしたら何を勘違いしたのか、「むっ、なんか元気ないな?どうしたんだ、なにがあったんだ」とすごい訊いてくる(笑)いや、なんもないってば。言っても「そうか?本当に声に元気がないじゃないか。なにがあった」って。あはははは。おとーさん、頭の中ですごいドラマ作ってない??娘はおたくなだけです。もうちょっとしたら帰るよ。

そんで思い出したんだけど、何年か前に帰省したときのこと。
「はげると耳毛が生えてくる」ということわざの通り、お父さんにも耳毛が生えてきた。それをすごい恥ずかしがって、「ちょっと切ってくれ」という。鼻毛鋏を専用で持ってた。え〜〜〜とか思いつつ、父が耳毛ぼーぼーなのは娘としても恥ずかしいから切ってあげた。途中であたしの中にアドベンチャー心が湧いてきて、安全かみそりを使うことに。もっと深剃りにしたかったんだ。見えないところでそんなものを使われるのが怖いらしいお父さんを宥め、……ぞりっ。わー、やっちゃった。切れちゃった。でもこんなこともあるよねとそのまま強行。ピリピリした痛みで何があったか気づいて、お父さんは耳の近くから出血させながら部屋に戻ってしまった。ごめんね、おとうさん。耳の近く、ぼこぼこしてて剃りにくかったんだ。。
そんなお父さんは3センチくらいある眉毛は自慢らしく、切ろうとしても逃げる。村山さんみたいになりたいのかな。

かわいいでしょう。自慢の父。

2007年01月26日(金)
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