 |
 |
■■■
■■
■ まあ、黙って話を聞きたまえ
いいかね、君は実力のある男だ。それはわかっている。今までの舞台やコンサートなどでも充分君の素晴らしさは伝わっている。 だが、君はいつでも自分の100%を出せる男ではない。そう、評価できない面もあるということだ。今回の会報にはそれが如実にあらわれてしまったようだね。 正直がっかりしたよ。 そう、まずは表紙からだ。ウェットスーツ姿だね。水もしたたる、とは行かず戻した乾燥しいたけのような有様じゃあないか。次は裏表紙だ。ああ、こちらは絶句するしかないようだ。なんだね、そのくたびれ果てた様子は。カメラが壊れていたとしか思えないよ。 くじけずに中を見てみようじゃないか。ああ、オズの稽古に向かうページがあるね。……どういうことだい、その格好は。Tシャツはまあいいにしても下は迷彩じゃないか。おかしな袋をおばちゃん持ちし、右手には新入社員のような茶色の革鞄かね。統一感というものを……いや、ここではこれ以上言うまい。ただ、二重顎になっていることを指摘しておくよ。 さて次だ。 隣はオズの稽古風景だね。ああ、君はあのときあんなにかわいかったじゃないか。白燕尾のときの君はなんて顔を……おお……ガッデム。しかもNever Gonna DanceのTシャツを着ているね。ありが10……日本古来の笑いかね。私はあまり好かないな。 髭、髭、髭のオンパレード。しかも乳首周辺の毛に至ってはブラックホールへの入り口のようじゃないかい!?君はアイドルだ。腐らなくたってアイドルだ。それなのに……失望したよ。私はいま君をかわいく書こうと一生懸命なのだよ?それを君はこんなことをしでかして……。
いや、責めるべきは君だけではない。カメラマンや編集者も同罪だ。いや、君自身よりも罪は重い。私の目の前に現れたら薔薇の鞭で叩かせてもらうよ。ああ、私の腕が上がらなくなるまでだ。
さあ、というわけで今回の会報は全員没収だ。すみやかに渡したまえ。私が責任を持って処分する。こんなものを残すわけには行かない。これ以上悲しさに震え、身もだえ、地獄の底で慟哭する坂本ファンを増やしてはならないのだ。
わかってくれるね? さあ、出したまえ。
2006年12月19日(火)
|
|
 |