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■ 船が出るぞ〜〜!
健舞台「第32進海丸」観てきました。
つらつらと感想書くので、まだの人は読まないように。
・「土佐の漁師」としか内容を認識してなかったので、舞台は漁船の舳先が上手にどどーんとあって、そこここに大漁旗がなびいてると思ってた。ら、違ってた。サトルが経営するおしゃれバー。 ・「土佐の漁師」だけあってみんなすごい土佐弁。喧嘩のとことか、叫んでるシーンは何言ってるかわかんなかった(笑)きっと忠実なんでしょう。 ・健の頭がすごくて、南国の珍しい鳥かと思った。 ・健の声がすごく大きくてびっくり。 ・健のまゆげがすごく上下して、おでこに皺が寄ってた。 ・ひげはなくてもよかった ・伝説の漁師を父に持って、父と漁船に乗った兄(でも顔も似てないし漁の腕もないみそっかす)と、陸(おか)に残しているということで父に金銭的に甘やかされて、病で船を降りた父を看取った弟の、持っているもの、持っていないもの、欲しいもの、もらえなかったものがくっきり描かれてました。サトル(弟)の一言と、ヒロシ(兄)の一言の理由がぜんぶあった。 ・「伝説の漁師」の後を継いで船頭になった坂本さん。ただ闇雲に獲るだけのカツオ漁から、考えるカツオ漁へと移りたいのに周りの誰もが「伝説の漁師」と比べる。だけど自分からは何も言わないで船頭を下ろされそうになったりする。かっこいい。 ・そしてそんな坂本さんに引き抜かれて千葉からやってきた芹沢さん。こっちもかっこいい。ひとりで標準語を喋って、伝説の漁師を知らない。ただ坂本さんを信じる。坂本さんの参謀みたい。 ・もうひとり、坂本さんを馬鹿みたいに信じる坂本大好きっ子の山崎裕太(役名忘れた)。底意地の悪いサトルにいじめられまくったから恨みコツズイ。この力の逆転もいい。 ・「昔の決着をいまつければいい」ということで体力勝負をするサトルと裕太。 腕立て伏せでも負け、腹筋でも負け、綱引きでも負けるサトル。ていうか、このときの苦悶の表情の健がえろくてえろくて大変。この先、あたしが健受けを書くときに思い出すのはアレだ。いいもん見た。 ・宮崎から来たずるっこ漁船のふたりがよかった。コミカル。 ・総じて、テーマと対比がうまく書けてた舞台じゃないかと。地味なテーマの割にはきちんとしてた。笑いと涙の量もちょうどよかったし。 そして、脇を固めるベテラン陣に見守られて座長がいい緊張感の中、きりっと演じてました。健、すごかった。 もっかいくらい見たい。
壁にかかった黒板に書かれたメニュー表の一番下に、ちっこく「ソウガンキョウナラミエル?」って書いてあったのがしっかり見えてしまった双眼鏡マンでした。
あ、脇くんが見にきてました。椅子にみっしりと納まってた。
2006年06月29日(木)
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