rioshimanの日記
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2007年10月25日(木) 夜中4時のラジオ放送

 真夜中4時のNHKラジオ放送「こころの時代」はその時間まで起きていた時には楽しみとしている番組だ。今日は偶然に日本を代表する自然カメラマン白川義員の話が聞けた。話題は「世界の百の滝の話」。その内容はすごかった。
 その中で感動ものはペルー山中に数年前に発見されたという滝。滝の標高差は世界で70番目ぐらいでそれほど高くはないが、他と異なっているのはその位置している場所。熱帯地方にあるが標高が高いので絶えず周りは雪を湛えているとか。その特異な場所のため空気の温度差で一年中大気が渦巻き嵐の様子。滝は100メートルの高度から落ちてくるが、その跳ね返りの水しぶきは500メートルも空に立ち上り、人はおろか撮影用飛行機はその場所にとても近付くことが出来ない。滝の姿さえ現れない。見ることができるのは一年に一度あるかどうかも分からない奇跡ともいえるそうだ。
 白川氏は飛行機をチャーターし何日間も待機して撮影のチャンスを待つ。その様子を話していたがそれはスゴカッタ。
 そしてナイアガラの滝の話もあっけに取られた。滝の周りには人工の建築物が立ち並び、それらを画面に入れずに撮影するのはとても困難で、とても自然物とは言えないので「世界の百の滝」に入れるのは本の編集者は反対だという。夏には観光客が滝上にずらり行列を作り、まるで渋谷か銀座の歩行者天国のようだ、とその様子を語っていたがとても面白かった。それに合わせて日本の富士山が世界遺産に選ばれない理由なども。
 最後にはそれら自然に対していると神の力というものを感じるというような話をしていたが、それはスケールが大きい話で人間というものがそれは小さく感じるのだった。
 明日にもこの話の続きがありそうだが、その時間まではたして起きているかどうかが問題だ。


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