rioshimanの日記
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| 2006年02月11日(土) |
入院生活(6) 堂本尚郎展 |
病院を抜け出して世田谷美術館に堂本尚郎展を観に行く。 堂本尚郎は若い頃パリでも活躍し、センスある画家で昔からのファンだった。 しかし最近ではあまり表に名前が出て来ない。今はどうしているのかなと気にもなっていた。 先日NHK新日曜美術館か何かの記事でいま世田谷美術館で開催中であるのが分り、何としても行きたかった。 期日は昨年の12月17日から明日の2月12日まで。 この開催最終日までには退院できるのではと希望を持っていたのだが、担当医の意思により退院は月曜夕方と聞かされた。それで外出許可をもらって東京に出て行く。
世田谷美術館は渋谷から地下鉄・田園都市線5つ目駅「用賀」で下車し、徒歩約17分。
前回この美術館を訪れたのは「岡田謙三展」だったから今から10年、いやもっと前かも知れない。 駅前はすっかり様変わりしていた。都市計画により象徴的な高層ビルや新しい建物、レストランも揃い近代的な街になっていた。美術館のある砧公園までの路には小石が埋め込まれとても歩きやすく周りの景観にも気配りが見られた。が残念なことに一つ一つの作り物はとってつけた寄り集まりの感がする。

世田谷美術館は大きな砧公園の一角に居を構えている。公園には駐車場も整い多くの市民が家族連れでのんびりと余暇を楽しんでいた。
堂本尚郎がここ美術館で展覧会が行われるのは彼が世田谷区に住んでいるからだと分った。 だが彼のその後の創作活動は若かりし頃の名声の余韻を楽しんでいるというようなもので、新しい創造という私がある部分で期待していたようなものは存在しなかった。彼も70才をとうに超している。いいおじいさんになった。
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