rioshimanの日記
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先日、ギリシア関係のホームページを見ていたら「ギリシア悲劇」公演のところに SPAC(静岡県舞台芸術センター)公演予告で私の故郷都市でも2月20日(日)14:00から「リア王」が公演されることを知って少しならず心に留めていた。そしてその公演日は偶然にも私が帰郷している期間内に当たっていた。
私はいつも帰郷する時、羽田空港から約1時間10分で高知空港まで飛び、その場でレンタカーを借りて凡そ1時間半西方向に走って自宅に到着する。空港近くに姉宅があり、そこから高速道路に乗るまでに今回は回り道をして偶然にもその公演会場になる県立美術館の前を通った。
県立美術館の名前だけはこれまで時々目にしていたが、実際にその建物をこの目で見たのは一昨日に帰郷した、この時が初めてだった。 美術館は私が予想もしていなかった本格的にとても力を入れた素晴らしい建物だった。私がこの都市で高校生時代を過ごした日本のバブル前期にはとてもイメージが結びつかないような立派な様相で、一種の驚きのようなものを感じた。最近は町のあちこちに高層建築物がたくさん目にするようになって随分と変化して来たと感じているが、昔ながらの建物もそのままに取り残されているのもよく見かける。やはりこの町も今日不況の影響をまともに受けて苦労していることを耳にしている。
帰郷3日目に時間に余裕が出来たので、この公演を見に行くことにする。施設全体を見てみたい気持ちもあった。
この会場、県立美術館ホールは能舞台も備えている本格的なもの。座席400ぐらい。
ホールには高速道路を使って開演1時間半ぐらい前に着いた。だが公演ポスターには「チケット売切れ」の表示。まだドアは閉められたままなので一先ず美術館の方に足を運んで常設展や美術図書館などを見に行く。この様な公演は満員の場合でも、自分の今までの経験で、1割ぐらいの人は風邪などの理由でキャンセルする人があり当日に来た人も入れることが多いので、何とかなるだろうと思いもう一度ここに戻って入場を待つことにする。
開場時間の13:30に入口に行ってみると、キャンセル待ちの先客がすでに3名列んでいた。受付の人は開演寸前にならないとどうなるか分からないと説明していたが、後ろにはいつの間にかキャンセル待ちの人が10人ぐらいになっていた。 14:00になり入場OKが出てチケット購入をして会場に入ってみると、後から入った人も十分に座れた。開演はそれから5分後だった。
出演者はさすがプロの役者さんたち、眼光鋭く迫力あるもの。だが主人公の「リア王」には格段の存在感が必然的に求められるのだが、他の役者さんたちとそれ程差がなく感じられたのは残念なことだった。
シェイクスピア原作のこの劇のあらすじは凡そ掴んでいたが、鈴木忠志演出による此れ等役者さんたちによる同劇は今までにどこかで見ていた記憶があった。特にこの劇は手に持った書物中の物語だと笑い飛ばす看護婦役の男性はとても印象的で顔を覚えていた。記憶を辿ると、どうもNHK教育テレビかNHK.BSで以前に放送されたものを見たらしい。それ以外には考えられない。
だが実際に会場に出かけて見る劇は迫力が直にこちらに伝わって来て、また違った新しい感覚が味わえてファンには堪らないものがあるだろう。印象が暗いのが私には少し抵抗があるのだが。
次の機会には是非「ギリシア悲劇」を見てみたい。
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