rioshimanの日記
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藤原新也氏が紹介している映画「サンサーラ」ロードショーを見るため、恵比寿の東京都写真美術館に足を運ぶ。主題が世界の放浪旅であり、出演者ヴァイオリニスト/イヴリー・ギトリスやピアニスト/マルタ・アルゲリッチがどのように映画内で使われているのか等、何となく私の探究心をくすぐるものがあった。監督自身がサウンドトラックを手がけ、ジャズ界の演奏家が競演しているというのも映画が面白いのではないかという臭いを感じた。
監督はまだ30代の新人、自らパーカッション、チェロ、サンプリングの全てを手がけ、ジャズ、クラシック、ヒップホップなどジャンルを超えたオリジナルティ溢れる音楽が次々に展開されて行き、とても気持ちが良い。画像も決して固定されたものではなく変幻無限に自由に流れてゆく。まことに実験的な画面だ。私も見ていて少しからず考えさせられ可能性の刺激を受けた。だが決して一般受けする作品ではない。
映画が終わって外に出ると、気持ち良い疲労が残っているのを感じた。
この場所、恵比寿ガーデンプレイスはあるビール会社の敷地だったが、数年前に地区改造をしてからは日本でも最も垢抜けた地域となった。歩いていても本当にすばらしい気持ちになる。アベックなども他あらぬ気持ちで行動出来るようだ。
この辺りだと大崎駅や品川駅周辺も、まことに立派になった。
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