rioshimanの日記
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2005年02月01日(火) アテネで買った壷が届く

 今朝、昨年のギリシア旅行でアテネで購入した壷5点が荷物郵便で届いた。半分諦めかけていた荷物だった。
 購入したのは昨年10月28日。あまりにもこちらに届くのが遅いので、もしかしたらこれは詐欺か事故に遇ったのではないか困ったものだ、こういう時はクレジット・カードでもしも買っていればこのように問題が起こった時には店名も書類もコンピュータに入っているので後で処理するのも簡単だが、この時には現金で買ったので失敗したなぁと反省もしていた。そしてギリシア観光局に相談を持って行くべきか否か…と考えていたところだった。この間3ヶ月余り。何がなんでも。

 荷物に同封されてきた書類の内容を調べてみる、いったい何日にアテネから発送されたのかと。

 はたして、向こうから発送された日は………。

 発送日を見ると……何と05年1月24日となっているではないか。今日からたった8日前である。10月28日から1月24日、凡そこの3ヶ月間近く、その間いったい何をしていたのだろう郵便局は。それとも?陶芸屋は品物が店から出て行ってしまうので同製品の焼き増していたのか?。どちらにしてもとても信じられないことだ。

 今でも、ギリシアから出したハガキが一ヶ月後に日本に届いたというのも聞いている。私がギリシアから出したハガキ等もはたして着いているのだろうか、確認してみなくっちゃぁ!。

 これらの壷を買ったのはアテネで唯一ケーブルカーのある「リカヴィトスの丘」への登口駅、その真ん前にある陶芸屋さんである。そこは年老いたお爺さんとお婆さんが二人で経営していた。

 商品を説明してお客さんに勧めるのはもっぱら奥さんの役目、ご主人は陶器に絵を描く職人で今までこんなに賞をもらったんだ、と記事になった新聞や雑誌をこちらに見せながら絵の素晴らしさを強調して説明、次々にその絵が描かれた商品を持ち出してきて見せる。
 だが残念ながらそれらの絵は線も弱く価格ほどに良いとは感じられない。私は実用性のある壷を最初に4点選んで買い、そして頭上の棚にあった形の素晴らしい形の壷を見つけて一点追加した。全部で3万円ぐらいだっただろうか。奥さんは1点100ユーロぐらいのご主人の作品が売れないのをとても残念がっていたが。

 品物を買った時、日本まで航空便で何日ぐらい掛かるだろうかと訊くと「7,8週間」という答えが帰ってきた。エッ、あまりにも時間がかかり過ぎる、ざっと計算してみてそれじゃあ今年中には届かないかも知れないと思ったのでもう一度尋ねてみた。「7,8日じゃぁないですか?」「いや、7,8週間だ」

 私は航空便で送るという返事を確認していたので、まさかそんなにかからないだろう、なにかの間違いだろう、と安心していた。

 サントリーニ島でその3日前に買った5つの皿はこの日記にも記したように既に11月10日に到着している。

 今日到着したパッケージは内容物を色々点検したのだろう、そのような痕跡があちこちに見られた。海外に送る小包は係員の前でパッケージを開き検査を受けるということも聞いている。

 それにしても……。

 品物を購入した時の喜びはもうとっくに薄くなっている事に気付く。

 これらを眺めていると贈呈用のほか、油絵用筆立てに使えそうだ。


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