rioshimanの日記
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| 2004年12月17日(金) |
藤原新也写真展「フェルナンド・ペソアの午後」 |
新宿の イメージギャラリー「エプサイト」で開催している、藤原新也写真展「フェルナンド・ペソアの午後」を見に行った。藤原新也と撮影場所がポルトガルというのに興味があったからである。この2つの目的で相当に希望を持っていったのだがちょっと期待はずれの感があった。 第一この写真展示場がエプソンの宣伝の為に存在するということが頭になかった。今度エプソンが発表したデジカメ「R-D1」を使って撮影し、それをエプソンのプリンターでプリントするとこれくらいのことが出来るということを宣伝する目的で藤原氏に依頼し、開催した写真展だった。 このエプソンが手がけたデジカメは「最もアナログ感覚に近いと言われるライカレンズ使用のデジタルカメラ」のうたい文句で宣伝し、定価30万円以上もする代物だが。
目的がポルトガルを撮るということだったが、おそらく駆け足でポルトガルを、それも北部に位置するポルトを廻ったのだろう、深い部分まで踏み込んでなく、3日間どっぷりと浸かり込んでこの街を歩き廻った経験のある私にとっては、これらの写真が表面的な撮影のみに終わっているという感をぬぐえなかった。
一番興味を引いたのは彼の日記にも書いていたように、各部屋に貼ったインクジェットプリンターで出力したという壁紙だった。それは継ぎ目も分からないような見事な貼り方をしていたので、展示の途中にその見本のロール紙を置いていたので手にとって調べていたら女性の係員に「触らないで下さい」とキツく叱られてしまった。関心して見ていたのに日本のメーカーは冷たいんだなぁと、その時感じてしまった。 次に自分が展示会をするような時の参考になるのかもという気持ちもどこかにあったようだ。
フェルナンド・ペソアはポルトガル・リスボンを拠点に活動した文学者。
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