rioshimanの日記
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今日が今年の「習志野第九演奏会」のポスター等の第一回デザイン校正日だった。 この習志野第九演奏会も第25回。最初にこの演奏会が行われたのは習志野文化ホールが出来て、そのこけら落としとして開催された。一日ではお客さんが入りきらず、急遽開催日を追加して二日間の満員御礼となった。
その後、毎年暮れに開かれ今年でもう25年になる。毎年飽きずによくもまあ、と思うがその主催者側の熱心さも素晴らしいもので私もそれに乗せられ頑張って来たようだ。
しかしこの時勢で今年の予算はこの位でと決められてしまった。今までは2色刷りのところを良いポスターを仕上げようと3色刷りにしたり、カラー刷り(4色刷り)にしたりしてサービスをして来たが、今年のようにあからさまに価格を下げられて来るとこちらもそれではと明らかに二色刷りだと分かるデザインを提出した。 だが本当のところ色数を制限してデザインをする方が難しいのだ。少ない色でインパクトのある画面を作らねばならず頭を余計に使う。デザインの力がより必要となる。その苦労を考えると色数を増やしてでも欲しい色を使える方が楽なのだ。
その点では絵画の方が自由に絵具を選べて自由だが、これがまた色彩を多く使うと良い絵にはならない。 絵具を絞り込んで絞り込んで不要な色は使わないようにする。これが大変なのだ。
今は横に現在描いているギリシアの海の色を頭の中に思い描いている色に近づけるにはどんな絵具を混合すればいいだろう、と眺めながらそればかり考えている。絵の中でも一番重要になるだろう肝心な色を。
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