「カストラート」(アンドレ コルビオ著,新潮社)
内容:とあるカストラート(去勢歌手)の生涯。小説。
んーと、実在したカストラートをモデルにした映画の原作、かな。原作を映画にしたのでなく、初めから映画にするつもりで書いた話らしい。 カストラートの時代と周辺を知りたくて古本で購入したんですが、人物に焦点が当たりすぎていて、当時の「社会」や「環境」や…、背景が全然見えませんでした。使っていた小物とかもね。 ただ、それらは描かれていなかっただけで存在する、その存在感はありました。 人物にここまで焦点を当て、周辺を描かなくても時代小説って成り立つんだーと感心しました。 描かれている部分があまりに少なく、いや、物足りないとかそういうことでなく、最低限の描写しかしていないので、これは映画を見てその副読本にするものかと。
どうでも良いけど、先日、複数のカウンターテナーの曲を集めたCD買いました。最後のカストラートの録音も1曲入ってました。…フツーに女声のが良いや(カウンターテナーも含めて)。どうしても男声は頭声になるので、頭声独特の濁りが強い。 高音域に関しては高さ(より高く)より透明度の方を重視してしまいます。
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