読了日記

2009年03月10日(火) 「アイスクリン強し」


「アイスクリン強し」(畠中恵著,講談社)



内容:日本が江戸から明治に変わって20年とちょっと。西洋菓子を広めようと洋菓子店風琴屋を開いた真次郎とその周囲で巻き起こる事件譚。小説。


明治という時代に洋菓子というのも、各々の人物設定というのも面白いのに、薄い。
池波時代劇なんかの、「登場した食べ物が食べたくなる」ほどの食描写はないし、一癖も二癖もありそうな人物たちの、掘り下げたエピソードというものもない。
面白くないというわけでなく、惜しい。もっと美味しい話になるはずなのに。
これ、連載続いてる?続刊ある?
一応纏まってはいるからこれで終わりだとは思うけど、も少し続けて掘り下げて欲しいものだと思う。

こういう話をドラマにすると良いんじゃないかなー。
メディアチェンジは漫画や小説で「面白い」「完成された」ものでやってもまず原作は越えられないし、成功しても「原作とは違った味わい」という形になると思う。
でなくて、突っ込みどころが多い、設定は良いが薄い話を原作にすれば、原作を活かした濃い話になるんでないかな。
…ん?ハルヒのアニメって、原作を活かした方向で濃くなっていたよね?それってつまり原作が………。いやいや、切り込む角度が多かったということで。まあ「孤島」は原作はちょいと物足りませんでしたが。


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