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■ ◆ PROMISE beat#7 ◆
そして朝がやってきた。
いつもなら、少し朝露を含んだような静けさが整然と寮内に留まっている筈なのに、笑い声を含んだ騒動があちらこちらで起こっていた。衣装の仮合わせを済ませた男子生徒達が気取った格好を見せびらかすように飛び歩いているのを、お洒落に着飾った女子生徒が、品定めをしているような冷やかしをしている。気持ちが高まるのは滅多に開かれないパーティだからだろうか、それとも目当ての相手に巡り合えたからだろうか。いづれにしても大多数の生徒はこの日を楽しみにしていたのであった。
もちろん例にも漏れず、談話室ではジェームズとピーターがリリーを囲んで談話を繰り広げていた。 「ホントにぼくの相手になってくれるんだ?」とピーターが嬉しそうにリリーにくっついている所に、隣で真っ赤なタイを締めていたジェームズが釘をさす。「いいか?今日だけ貸してやるんだからな!」 ジェームズの忠言に「あら、嫌だわ。私は貴方の所有物ではないわよ?」とリリーが笑う。淡いピンク色のドレスが茶色の髪の毛に映えて清楚に見える。反対に、可憐に笑うリリーの隣に座っているジェームズは黒いタキシードに真っ赤のタイ。「悪人スタイルなのに似合っているのがその所以である」と言わんばかりの表情に、一瞬『本気』を見たピーターが戦いた。 『あんまり脅かさないでよね!』と懇願するピーターを他所に、ジェームズはリリーに目配せをして小さな声で話し掛けた。 「まぁ、待ってろよ。期待通りのネタ提供するから。」 「しっかりね?」 こそこそとピーターに分からないように二人は笑いあう。そのリリーの様子にピーターは『清楚なのは見掛けだけなのかも知れない。』とため息を尽き、二人に付いて行けないと不満そうに文句を漏らした。
と、その時。
「うわあ!シリウス!似合っているわ!」 「ほう!これは…。」 「シリウス!!?」
真っ白のタキシードにブルーダイヤをあしらったコサージュを添えたシリウスが入って来た。 「何か…女史におもちゃにされたよ…。」 と苦笑しつつも場慣れしたような雰囲気に3人は『おお〜』と歓声をあげる。 「さすがブラック家のおぼっちゃまだね〜!」とピーター。 「というか、ホストみたいだぞ?魔法使い辞めても食えるな!」とジェームズ。 そして声もなくスケッチに走るリリー。 それぞれがシリウスの出で立ちに驚き奇声をあげる。慌ただしくなった談話室ではそこにいる者の全ての視線を集め、友人が集まりだし騒ぎ出す。 騒ぎの中で一人。ピーターは頷きながら独り言をぽそっと吐いた。 「…ちゃんと良家の御子息に見えるねぇ。」
その余りにもの言い様に、ジェームズとリリーは溜まらなくなって大声で笑い出した。
「ところでリーマスは?」とピーターが思い出したように言い出すと、シリウスの表情が固まる。ジェームズがそんなシリウスに手を伸ばし、抱き寄せるような格好をして聞こえないように囁いた。 「シリウス、実はリーマスは…。」 「いいよッ…ジェームズ!」 サッ…と身体を離すと、そのまま急ぎ足で部屋を出ていこうと戸口へ向かった。 「ごめん。女史に呼ばれているんだ。」
そのままパタンと行ってしまった。
「リーマスにはホントに悪いことをしたわ。」 「ああ。俺達のせいだからな。」 ジェームズはリリーと顔を合わせて苦笑いをした。「あんなに綺麗になったシリウスを見ることもできないんですものね。」 「何とかしてやりたいんだけどな。」
元凶である二人はリーマスのことを考えると重くなる。けれども、協力を拒否されてしまった以上どうしようもない。 『せめて、これが終わったら何とか手をうってあげたいわ。』というリリーに頷くしかできないのであった。
「失礼します。」 「ああ、来ましたね。」と女史がどこかよそよそし気にシリウスに微笑んだ。その様子に不思議に思ったシリウスは意図を掴めないまま進められた通りにソファに座る。 「…ブラック、貴方には誤らなければならないことが有るの。」 「…?…何ですか?」 何故だか言い出しにくそうにしている女史の隣に座る人陰を見てピンと来た。『もしかして…』
「紹介しましょう。…こちらが今日の貴方のパートナーです。」
「!…えええ!?」
◆ NEXT ◆
◆久しぶりの日記なのでトッテモ緊張です。この数日間何をしていたかと言うとずっと働いてただけです〜。うわん。過労死しそうなスケジュールだ。(苦笑)でもって、トップのイラストをかいたりと結構充実しております〜。
けどまだ表紙あげてないし。
はい〜。ソウナンデスヨ!奥さん!!あああ、良い出来にしようと肩の力を入れ過ぎでしょうか?リテイクしっぱなしです。 まぁ、あと13日は有るのでじっくりと望みます〜。と、その前に入試だよ。あたし。(…忘れるなよ!)とうとう後数日で入試ですよ〜!!といっても今さら何もやることはないので、(だって内部生だから結局は今までの成績と研究計画書なんですよね。)日本の論点2003(文芸春秋)と新聞を読むだけです。新聞は毎朝読むものなのでそんなに大変なことはしていないし…。いざとなったら『口から先に生まれた!』と友人に言わしめた黄金の回し術でごまかしておきます。ごまかすことと合成することに関しては私の腕は一流だと自負しておりますよ!!(すんなや。) まぁ、合格発表日に、弟君の引っ越しの為に平塚くんだりまで出かけるような有り様なのでそんなに心配していないことも事実です。…少しは緊張しなさいよ、アンタ…。(汗)
◆キリ番権ですが、申請をいただいたのでこれで終了にさせて頂きます。メイル下さった方も申請して下さった方も有り難うございました〜。お題は「10歳のシリウス」なので、お楽しみに!!ちなみにもうネタはできましたよッッッ。(ネタの倉庫なんですよ。つーか、妄想大王なんです。きゃ!(…一応恥じらってみました。自分でもキショイデス。げふん!)妄想は留まることをシリマセン〜)
時間がとれ次第かきます〜。その前に裏のキリ番リクエストもかかないと!!!(すみませんすみません!!)
◆ではでは次回のPROMISEもお楽しみに〜。
2003年02月24日(月)
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