バニラへの日々
以前ある郊外の駅前で30分ほど時間を持て余していたことがある.メンバーは年下の男の友人と僕のふたり.喫茶店などに入るのもコンビニで時間をつぶすのもどちらも中途半端だなと話していたところ,100mほど先のあるモデルハウスの看板が目に留まった.
「せっかくだから」何がせっかくなのかよくわからないが,「ふだん絶対に行かないようなところに行ってみようか」と提案してみる.連れは明らかに嫌がっていたが,「何事も経験だから」と説得し強引に連れていった.中に入ると品のいい家具や調度品がいくつか置かれた空間と,間取りなどを説明する壁掛けのパネルがいくつか,そしてにこやかな顔の説明員が立っている.しばらく内部をあちこち観察してからその場を立ち去ったのだが,他に客がいたとはいえ一度も声を掛けられなかったのは何故なのだろう?
そういえば街中にはよく目にしながらも「その人によっては」全く足を踏み入れない場所が多く存在する.それは例えばモデルハウス,バイク屋,英会話教室,美術館,子供服売場,ペットショップなど.冷やかしで構わないのだ,こんど中途半端に時間を持て余したときにでも訪れてみませんか.
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管理人: vanilla
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