バニラへの日々
駅まで歩いていく途中の交差点で僕は信号待ちをしていた.すぐ横には30代前半らしき女性が小さい男の子の手を引いて立っている.車の流れが途絶えたらすぐさま横断しようと思いながら待っていたんだが,そのちょっとした時間に考えることといえば.
…今ここで俺が赤信号のまま横断したならこの母親はまあ小さい子供の目の前でこの人はなんてことするのこの子がもし真似をして信号無視してトラックにでもはねられたらどうするつもりなのあなた責任取れるのあああどうしてくれるのなんて怒りの目を俺にぶつけてくるだろうだが聞け母親よ横断していいかどうかは手前で判断し手前で決定しその結果に手前で責任持つものだろうがそうだろうがそうしたことを今俺様はこの小僧に身を持って教えてやろうというのにふふふふざけるなこの馬鹿女お前はこの餓鬼が将来周囲の顔色を窺い場に流されるがままに行動しひいては悪事を悪事とも思わずに手を染めゆく「赤信号みんなで渡れば恐くない」人間になるそれでもよいのかあああ聞け…
おい早く渡れよ,そこの俺.もう青信号になったからさ.
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管理人: vanilla
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