バニラへの日々
昨晩地元の友人と酒を呑むことになった.約束の時間の少し前に集合場所である自宅の最寄り駅に到着した僕は,時間をもてあまして一人佇んでいた.すると近くに見覚えのある顔を発見.ちょっとやんちゃさを感じるその童顔は,きっと死ぬまでその特徴を保ち続けることだろう.間違いなく大学時代の後輩だ.目の前に立ち手を振ってみると,相手もすぐ気づいてくれた.しばらく立ち話をする.
卒業以来10年近く会っていないね? ということを確認し合ったあと,お互い昔と変わってないな,ということを確認し合おうと思ったら「雰囲気変わりましたね」と否定された.ここは喜んでおくところなのかそれとも悲しんでおくところなのか? よくわからない.彼は数年前に結婚してこちらに引っ越してきたとのこと.僕の家と彼の家は歩いて5分も離れていないことを知って,よく今まで駅やスーパーで出会わなかったなと思った.ま,そんなもんか. 彼とは特に仲が良かったわけでも悪かったわけでもなく,今まで直接連絡を取る機会はなかった.おそらくこの先もないのだろう.このままだとひょっとして一生会う機会がなかったかもしれない.僕は年内にも会社の近くに引っ越す予定なので,地元でバッタリという機会もこの先なさそうだ.それでもまた縁があれば「どこかでバッタリしような」と声をかけて彼と別れた.
そのあと待ち合わせていた友人と合流し近所の居酒屋に向かう.気心の知れた相手と酒を呑んでいて,呑み終わったあとはすぐそこに帰る家がある.酔いも回り話も弾んできた.一期一会の切なさもスパイスとなって,ああ,なんか最高の気分.
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管理人: vanilla
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