バニラへの日々
| 2002年07月27日(土) |
フジロック'02レポート2 |
(→続き)
今日は初日の金曜日の話題.連れと合流し,朝8時に横浜から苗場に向けて出発した.集合時間の7時に50分遅刻してきた彼の言い分は「たまたま今日目覚ましの電池が切れた」だった.まったくキレが感じられない言い訳だが,僕も15分遅刻したので許す.
開演の11時に遅れること3時間,14時に会場に到着した.陽射しは強く気温も相当上がっているが,木陰にはいると心地よさに包まれる.絶好のコンディションだ.連れはフジへの参加は初めてということもあり,まず散歩がてら一緒に各ステージを回ることにする.フィデル・ナダルというアルゼンチンのミュージシャンを15分ほど観る.僕らのすぐ前に凄いもみあげをした太った外人の観客がいたんだが,その背中にはマジックで「TANUKI」と書かれていた.連れと遅い昼食を摂った後,それぞれ観たいものを観ようという話になり別行動を取ることにする.
この日まとまった時間観ることができたミュージシャンは3組で,スカタライツ,ボアダムス,ジョージ・クリントン&パーラメント/ファンカデリックだった.どれもよかったのだが,中でもスカタライツが最高.スカタライツ(ジャマイカ)とはスカの創始者的な伝説のバンドだ.スカと聞いてスカパラやスカを取り入れたパンクなどをイメージする人も多いかもしれないが,それらとは若干イメージが異なってジャズやR&Bの要素も強い.この日のステージはまさに魔法のよう.聴き進むにつれて幸せ血中濃度がぐんぐん上昇していく.周囲を見渡すとみな笑顔笑顔で踊り続けている.演奏が終わった後にはあちこちで「幸せだったね〜」との声が上がっていた.
あと,ボアダムス(日本)も圧巻.彼らはリズムやノイズを前面に押し出した実験的な音楽を展開するバンドでヒット曲のようなものはないのだが,海外も含めて熱狂的なファンを数多く持っている.この日はドラマーが3人とシンセだかミキサーだかを抱えたボーカルがひとりという構成.3人が作り出す大きな起伏を持ったリズムに,ときどき叫ぶだけのボーカルが絡んでゆく.そんなのがいいの? と思われるかもしれないが最高だったんだよ.鼻血出そうだった.体中の毛穴が開き,いわゆるトランス状態に陥りかけるような感覚を味わった.
そして夜にはファンクの帝王ジョージ・クリントン(アメリカ)を観る.この人はもうその外見と声だけで一生付いていきます的なオーラを醸し出していて,観客も多いにノっていた.しかしあらゆる面でやりすぎ.前口上長すぎ.本人が登場するまで20分はかかったか? 観客が疲れるのもかまわず盛り上げすぎ.演奏が長すぎ.僕は途中で引き上げたのだが,聞くところによると予定時間を大幅にオーバーしたため主催者側からストップがかかったらしい.まあ,その過剰さこそがファンクの本質なのかもしれないが.
ジョージ・クリントンのステージを後にすると時刻は23時を回っていた.各ステージはまもなく明日の朝まで閉鎖されるが,ダンステントと食事エリアはこれから明け方まで開放されている.深夜のフジを味わうのを楽しみにしていたのだが,ちょっと疲れてしまっていた.ジャンキーXLでちょっと踊ってからホテルに向かい,連れと合流する.ミューズ(イギリス),忌野清志朗と泉谷しげるのバンド(日本)がよかったらしい.初日トリのプロディジー(イギリス)はいまいちだったとのこと.ステージがいくつもあるので,観たいミュージシャンを全て観ることはできないんだよな.
今日食べたもの.タイ焼きそば,タイラーメン,バーベキューライス.(続く→)
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管理人: vanilla
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