バニラへの日々
(→続き) 沖へと運ばれつつあったが,あまり焦りは感じていなかった.着実に前進しつつあったし,何よりもうまく波に乗れば海岸へと戻されるだろうという思いがあったからだ.しかし実際には河口から出た水は放射状に海に注ぎ込むため,河口からかなり広い範囲に渡って潮の流れは沖へと向かうことになる.気づいたときには海岸は数十m先へと遠ざかり,息継ぎも困難なほどの高波にもまれていた.そのとき初めて説明しがたい恐怖に全身が包まれた.それは試験直前に残り時間を考えると絶対準備が終わらないことに気づいたとき,椅子に腰掛けているお尻が熱くなっていく感覚を数千倍に濃縮したものに近い,と言えば理解してもらえるだろうか? (続く→)
目次(TOP)|<過去|未来>
■過去日記サンプル
東京タワー/
写真嫌い/
史上最高の尿意/
中身と外見/
ほっぺにチュー/
河原の魅力/
パチもん教授/
16通りの告白/
アナウンサー賞賛/
次回W杯必勝戦術/
チャンネル1995/
緊張のアノミー/
学歴社会という現実/
フジロック'02レポート/
新しいかもしれない口説き文句/
現役モラトリアム生/
ばったりしあう関係/
黒髪という選択/
ゲイ雑誌購入/
ごきげんドライバー/
結婚式に思う/
味覚の手触り/
変拍子の人/
自己プロデュース
管理人: vanilla
|