バニラへの日々
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 2002年03月11日(月)   砂地の感触1 


20代のある夏の日,俺は休暇を利用して高知に遊びに来ていた.その日は特に天気も良く海で泳ごうということになった.海岸でぼーっと佇むのもいいが,やはりたまには海に入るのもいい.東京近郊の海岸とは一味違う青く深い色をたたえた海,平日ということもあり極端に人の少ない海岸.強く柔らかい日差し.俺は準備運動もそこそこに海に向かって歩き出していった.海岸はいわゆる遠浅の逆で10mも海に入ると途端に足が着かなくなる.おまけにその日は比較的風が強く波も高かった.泳ぐには危ない状況だ.しかしすっかり泳ぐモードになっていた俺は波打ち際で遊ぶだけではつまらないと感じ,海に流れ込んでいる幅20mくらいの川に目を付けた.これを泳いで横断してやろうとね.ゆっくり,ゆっくり,平泳ぎで進んでいく.しかし,というか予想通りというか,川の流れは予想以上に速く,対岸にたどり着くだいぶ前に俺は沖へと流されてしまった.そう,俺はバカだ.(続く→)


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