たそがれまで
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2006年03月23日(木) 旅立ち



今日、息子の卒業式だった。

一人一人名前を呼ばれ、
卒業証書の授与が行われている間に
今までの6年間がよみがえった。

6年前の息子は姓が今とは違った。
身長も20冂磴った。
当然声変わりもしてないし、
すぐ膝に乗ってくる甘えん坊だった。

だけど1年生の時から家の鍵を持たせ、
仕事が終わり、妹と一緒に帰宅する私を一人で待っていた。
怖いとも寂しいとも言わず、冬の寒い日も部屋の電気もつけずに
待っていた。

母しかいない状況の中で、
無言のうちに無理強いしてきた事も多い。
今でも自分の気持ちを素直に表現できないのは
そんな事の名残なのかもしれない。


だけど、だからこそ
今日の息子のはにかんだ笑顔が嬉しかった。
恥ずかしそうにしながらも、優しい子に育ってくれてありがとう。
決められたことは守り通す、芯の通った子に育ってくれてありがとう。


これから君は、中学、そして高校へと進んで行くのだけど
どんどん世の中の不公平や理不尽に出会うだろう。
でも私は転ばぬ先の杖にはならない。
転びそうな時には転んでもらうよ。
その痛さを自分で感じて、大いに苦しんだり悩んだりしてほしい。
そして自分の痛みだけでなく、他人の痛みもわかる人になってほしいから。
でもそんな時は振り返ってほしい。
きっと君の痛みを一緒に痛がっている、父と母が後ろに居るよ。


卒業おめでとう。
たくさん頑張ったね。
今日の日が迎えられたのは、自分だけの力じゃないからね。
ありがとうの気持ちを忘れないでね。





東風 |MAILHomePage

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