たそがれまで
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2005年04月25日(月) 疎外感




昨日、とある子供会の行事で
とある海水浴場に行って来た。
そこで市内の子供会が集まって
砂浜の砂を作って様々な造形をするというもの。

役員でその行事の責任者である私は
前々から参加者募集からお弁当の手配
子供たちのデザイン画の作成等々に関わって奮闘。
当日もプラカードや目印の為の鉢巻き、
クーラーボックスなどの大荷物を主人も駆り出して準備。



ここに越して来てからというもの
子供だけが行事に参加することはあっても
親子で参加することのなかった私は
どんなことをするのかを配布されたプリントでしか知らない。
それでも前の役員さんに聞いたり、他の役員さんに助けられて
なんとか当日にまでこぎ着けた。

本当にこの2〜3ヶ月で飛躍的に知り合いが増えた。
これまではクラスで一緒になったお母さん達とときたま会話をかわすか、
ごくごくご近所のお母さん達としか話す機会も無かった。
積極的に仲間に加わろうともしなかった。
それは、そのうち地元に戻るんだという気持ちが
ここでの仲間作りにブレーキをかけていた。

仲の良い知り合いは欲しい。
でも自分から仲間に加わろうとはしなかった。
誰かが誘ってくれるのを待ち、疎外感を味わいたくなくて
行事への参加も極力避けた。



で、昨日。
参加した親子の一組が突然途中で帰ってしまうというハプニングが起こった。

おまけに
「腹が立つことが多々あるのでもう帰ります」
という捨て台詞を一人の役員さんに投げつけて・・・

皆の頭の中は?????????なぜ?
理由もわからないまま嫌な空気が流れた。
あーだこーだと詮索しても結局は推測でしかなく
夜になってやっと理由がわかった。

お弁当の時、ちょっとしたハプニングがあって
その親子の子供がぐずった。
それはたまたま隣でお弁当を食べていた子供の手が
その子のおにぎりに触れたということ。
触ってしまった子供が謝ろうとそのお母さんの顔を見ると
とても謝れるような表情ではなかったらしい。

そして、知り合いもいない集団に参加したその親子は
とてつもない疎外感に襲われたと、仲間はずれにされていると
そう感じたらしい。


決して仲間はずれになんてしていないのだけど、
皆がそれぞれのことに必死で、声をかけたりする余裕がなかったのは事実。
そして声をかけても良い雰囲気を感じられなかったのも事実。

疎外感というのは私自身よくわかる。
私自身がこの3年間で何度も感じてきたから。
その場に居なくちゃいけないのだけど、
何もすることがなく話し相手もいない。
ただただ時間が過ぎるのを待つだけ。

特にお母さん同士が仲のよいこの地区では
引っ込み思案な性格の人にはなかなか堪える。
自分から積極的に仲のに入れば良いのにと思われるかもしれないが
それが難しい人も多くいる。


ちょっと前まで自分もそうだったのに、
なんで気づいてあげられなかったかな・・・
参加していた一人として、
責任者として大きな反省。






そして、今朝の朝刊に昨日の行事の写真がカラーで載っていた。
砂の造形で優秀賞を取ったグループが写っているのだけど
反対方向で撮ってくれれば、隣で砂を固めていた我が子も
写り込んでいたのになと、ちょっと残念。















東風 |MAILHomePage

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