台所のすみっちょ...風子

 

 

妹よ。 - 2003年03月18日(火)

土曜日の夕方から日曜日にかけて、旦那と2人、泊まりがけで妹夫婦の

家に遊びに行った。

妹、妹の旦那、私、私の旦那、4人で会うのは久しぶりだ。


その日のメニューは焼肉。

「お姉ちゃんたちってどのくらい食べる〜?」
「う〜〜ん、牛一頭ぐらいかなぁ〜」

と、事前に電話で妹と打ち合わせをしておいたのだが、

近くに牧場があるわけでもなく、また、たとえあったとしても、

そこから盗むわけにもいかず、牛一頭分の肉には及ばなかったものの、

食卓に用意されていたのは、充分すぎる旨そうな肉と、

「野菜もちゃんと食べなきゃだめだぁ〜よ〜」という

”田舎のおっかさん”のような妹の配慮によって用意された

ナス、しいたけ、にんじん、たまねぎなど等の盛りだくさんの野菜達であった。


妹の旦那がジュージュー焼いてくれる先から素早い速さで箸を出し、

肉と野菜を平らげた後は、コチジャン入りのピリカラ焼きそばまで作ってもらう。

「ジュージュー焼肉!」というのは本来、共同作業が鉄則であるというのに、

いつの間にか、作るのはすっかり彼にお任せになり、

私も旦那も食べごろ加減のみが気になって、動くのは鉄板の上を

忙しなくキョロキョロする目だけであった。


その間、妹はちっとも腰を落ち着けようとはしない。

私達夫婦が焼肉のたれで口の周りをまだら茶色にしようとも、

口から焼きそばを暖簾のようにダラリと垂らそうとも、かいがいしく動き続け

空いた皿を片付けたり、何か足りないものはないか、と

一生懸命もてなしてくれる。

挙句の果てには、出汁の効いた汁にご飯を入れ、とろろ昆布をふわりとのせた

「とろ茶漬け」なるものまで作ってくれた。

その心遣い・・・

本当に私の妹なのか!?



彼女が生まれて30年ちょっと。

大きな目をクリクリさせ、座布団の上でちょこんと寝ていた

赤ちゃんだった妹が・・、

プロレスごっこが好きだった私のおかげで、骨を外され

救急に2度ほど担ぎ込まれた妹が・・、

大きい目ゆえに「やぁ〜い、、デメ金!」とめざし目の私に

泣かされっ放しだった妹が・・、

母から頼まれた家の手伝いをすべて彼女にさせ、

終わったあとには私だけの成果にされてしまっていた妹が・・・、

そして・・思春期の私の夜遊びに、アリバイ工作に借り出されて

いた当時中学生だった妹が・・・・、

今はもうすっかり大人、いい奥さん。




日曜日、もう帰らなきゃと起きた私に妹が、まだ眠そうな目をこすりながら、

「お姉ちゃん、、帰る前にコーヒー飲んでくぅ?」なんて

優しく声をかけてくれる。


妹よ、こんな姉ちゃんのことを本当に今までありがとネ。
これからもよろしく。



というわけで、今度はあなたのお得意料理の一つ、けんちん汁をお願いします。


おしまい。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail